11/01/22 18:52:48 +ifrJ11x
>>864
原理は簡単で、同じ量の空気がパイプの中を流れる時
細いパイプと太いパイプでは流速が違います。
4サイクルエンジンの吸気は吸気バルブが開く回転と閉じている回転が交互にあるから
吸気したポート内の空気が、吸気バルブ直前で閉じた吸気バルブで行き場が無くなり
インマニ内部の流速の速い空気の慣性で圧縮され、次に吸気バルブが開く前に逆流する。
だから高回転では吸気バルブを閉じた直後の流速のある空気を、全ての気筒と連結する事で
吸気バルブが開いている方へ流すわけです。
低回転では長い吸気管になるように、連結されたところをバタフライバルブで遮断し
他の気筒へ流れ込まない空気の慣性が、次に吸気バルブが開いたと時の加給的な役割をさせるわけです。
一種の脈動的な空気の流れをちょうどいいところでマッチングさせる為に
ポートとインマニを設計しないとならないのですが、旨く設計されれば慣性加給によって充填効率が
飛躍的に上がります。