11/01/17 08:59:13 ZgXGFmsK
>>799
ピストンスピードが速くなる事、圧着力が高まる事自体は確かにいい事ではありません。
ピストンピンの小径化で、ピン中心が若干クランク軸に近付いても、ロングストロークエンジンの方がコンロッドの方が長くなりますが
ピストンスカート部分とクランク外周部分接触ぎりぎりまでピンを近づけるのは同じですからね。
ビッグボアのピストンはピン強度が必要な為、ピン自体もピンの軸受け構造自体も大きくなる。
ピストンの上死点位置ではクランク軸とピストンピンが、ほとんど直線上にあり、圧力も最高に近いから
上死点に近い位置ではコンロッドとクランクに対する角度が1度変わっても発生トルクに大きく影響する。
ピストンピンオフセットも上死点位置でスラスト方向の力が発生するが、故意につける理由はそこにもある。
あと油膜は油膜形成が保持されていれば摩擦抵抗にほとんど差が無いし
ピストンの最高速度が上がるのは慣性ロスを増やすけど、コンロッド小端部は重量が軽減される。
それにピストンの運動エネルギーはクランクが90度を超えてから吸収されますから大きなロスとならないでしょう。
熱伝道の面では小さいピストンは熱冷却が少ない分、ロスが少ない。