11/01/13 09:44:16 NaGCv8to
>>にゃんこさん
可変圧縮比は確かに効率を上げるけど、ミラーが自動的に実現するわけではないよ。
昔、「究極のエンジンを求めて」というモーターファン連載の金坂氏の論説で
ミラーサイクルについてかなり述べられていて、読者にもミラー実現化の有効な手段を求めていたりした。
幾何圧縮比を高めてもミラーが自動で実現する事はなく、早期の吸気工程終了と繋がらない。
エアースプリング的な作用は、あくまで吸気バルブを閉弁した状態でないと負圧によるロスが増大する。
吸気バルブタイミング制御による出力制御において、可変圧縮比を使いノッキング限界まで上げた時は効率が上がるが
それはミラーサイクル機構を持つエンジンを、高圧縮比化したにすぎない。
それに現状ではミラーサイクル的制御で出力制御していると言える機構が存在していない。
BMWの機構もトヨタの機構もバルブリフト縮小に伴い、バルブの慣性抵抗が減少するし
バルブスプリングを圧縮する力も少なくてすむ部分で、高効率化しているかもしれないが
付加される慣性重量がそれを相殺しているから、圧力損失低減はごく僅かではないかな。
バルブタイミング出力制御で、実用燃費が明確に改善された記事、話題がほとんど無いのは
効果があまりでていないからだと思う。