11/01/10 20:19:30 /uwMMpyu
>>734 工学屋さん
固定圧縮比エンジンでは、オットーにするなら大きな燃焼室、ミラーにするなら小さな燃焼室にしなければ
ならないですね。
では可変圧縮比エンジンではどうか。もう一度2)をよく見てほしい。
吸気量を70%にすればノックマージンが過剰になる。そこでその分燃焼室容積を70%に減らしてノックぎりぎりの
圧縮圧力に上げているのですよ。この時の動的圧縮比は静的圧縮比の70%に減っています。そして膨張比は
静的圧縮比のままです。これってまさにミラーそのものだと思いませんか?
可変圧縮比エンジンは、吸入量に応じて常にノックぎりぎりの適正圧縮比にすることができるのです。
100%吸気をするなら燃焼室は大きくしオットーになります。
70%吸気なら燃焼室を70%、アイドルが5%ですむなら燃焼室も5%と変化します。そして、膨張比は最大のまま。
ごく自然にミラーに変化しているのです。