11/01/10 15:21:31 /uwMMpyu
>>723 工学屋さん
僕は、まだ工学屋さんの可変ミラーをよく理解できてないんだけど、バルタイ変化だけで、
動的圧縮比(実質圧縮比という言葉は意味がわかってないです)を変えるということかな?
しかし、燃焼室容積が一定で、バルタイを遅らせるだけでは、吸気量が減り、動的圧縮比は
むしろ下がる傾向にあります。出力を落とすために、バルタイを遅らせるほど、動的圧縮比は
下がり、圧縮圧力は低下し、効率は下がる。つまり普通のオットーと同じことになります。
(ポンピングロスは違いますが)。
僕の想像では、工学屋さんの理想は、バルタイを遅らせて吸入量を減らすのと同時に、
同じだけ燃焼室容積も小さくして、圧縮圧力の低下を防ぐことだと思います。
この場合、膨張行程で排気弁が開くのは下死点固定にしておけば、膨張行程は常に最大を
維持することになり、効率が良いことになります。
さて、ここで、普通の(普通でもないけど)可変圧縮比エンジンを考えると、
1)全開時:吸気弁は下死点で閉じ、100%吸気。燃焼室容積は100% 圧縮比=膨張比 オットー動作
2)70%開時:吸気弁は70%で閉じ、70%吸気。燃焼室容積も70%に縮小。圧縮比=膨張比の70% ミラー動作
3)アイドル30%開時:吸気弁は30%で閉じ、30%吸気。燃焼室容積は30%に縮小。圧縮比=膨張比の30% ミラー動作
というわけで、70%以下ではほっておいてもミラー動作になっているわけです。
工学屋さんのエンジンはたぶん、2)~3)の状態はあるけど、1)~2)の状態を禁止している
エンジンなんじゃないかな。
1)~2)を使えるようにしておけば、その領域では燃費が悪いけど、出力増大になるし、
燃費が気になるならアクセルをあまり踏まないようにして2)~3)の範囲内だけで使えばいいと
思うけど?