10/12/24 18:53:48 bhnmeTVD
アルミで製作されているシリンダーヘッドの破壊が圧力で変形し壊れることはあるが
ノッキングによる衝撃波で表面の溶解、変形がピストンに起こる事が多い。
理由はヘッドにはウォータージャケットがあり冷却水は100度いかで循環しているから。
ゴム風船に水を入れてライターの火を風船の表面につけても、ゴム風船は割れないように熱吸収の効がある。
圧縮比を上げると圧縮された吸気の温度が上がり、燃焼室表面との温度差が大きくなるから冷却してしまうだろう。
膨張工程では出力に重要な部分が、上死点後30度あたりを過ぎないと圧力と出力の差が大きい。
圧縮比が12のエンジンで24にするには、燃焼室容積を少し減らせば良いが
それによって得られる燃焼圧力は、燃焼室容積を少し減らした分が上がるだけ。
しかし、圧縮ロスは大雑把に言うと2倍になる。
頭の中で圧縮比 2から4へ 2倍にした時、別物のように効率が上がる事がイメージできると思う。
圧縮比が高い領域では容積が小さくなるけど、膨張行程の出力に有効な時の容積から見ると比率が縮小していく。