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過去にも酒に酔った勢いで厩舎スタッフに暴力を加え、大騒ぎを起こしたことのある
X調教師。この事件は当時、警察沙汰にこそならなかったが、競馬サークルで
知らぬ者はいなかったというほど有名な話である。
「あの時は殴られたスタッフが厩舎で倒れているところを発見され、もうトレセン中で
大騒動になったんだよ。なんでも頭蓋骨が陥没するほどの重症で、一歩間違えば
大変なことになっていたという大怪我だった。
どうやら厩舎で打ち上げの最中、酒に酔ったX調教師が何かの拍子にブチキレて、
一方的に殴る蹴るの暴挙に出たらしい。周りにいた奴らも『また始まったか』という
程度の認識だったようなんだけど、気がついたら被害者の姿はなく、そのまま散会。
翌朝厩舎に出勤してみたら、そいつが血だらけで倒れていたんだって。
刑事事件に発展しなかったのは被害者の記憶がなかったためで、当時はJRAも
色々調べていたよ。結局、X調教師はお咎めナシだったようだけど、同席していた
厩舎スタッフは真実を見ていたはずなのにね」。
こう教えてくれたのは、某ベテラン調教師。このX調教師については、ある騎手からも
「レースから引き上げてきたジョッキーに対して暴言を吐いたり、威嚇したりすること
がたびたびある」という話を聞いた。そして今度は、このX調教師が現役ジョッキーを
相手に暴力沙汰を起こしたというのだ。先の調教師は呆れ顔でこう続けた。
「預託を受けているYオーナーが厩舎を訪れた際に一緒に食事をしようということに
なり、その席に何人かの騎手たちも呼ばれ、昼間から宴会が始まったんだって。
場が盛り上がってくると騎手たちも無礼講となり、それを見たX調教師が激怒。
酔った勢いで『テメエ、この野郎!』といきなりZ騎手の顔面を殴打した。
さすがに目が覚めたのかZ騎手がやり返すことはなく、そのまま騒ぎは収まったと
いうんだけど、それを聞いたX厩舎の連中は『ついに、封印が解かれてしまった!』
とかなりビビっていた。ヤバい調教師がいるもんだよなあ」。
雑誌『競馬最強の法則』8月号 「今月の地獄の早耳」より 一部略