10/10/09 21:47:50 esfAPpM/0
松田国英調教師
「攻馬とはよく言ったもので、調教は馬を『いじめる』作業でもあります。調教は
大事にしすぎては意味がありませんし、強すぎればケガをする可能性が高くなる。
また、それに耐えられる精神力があればいいんですが、そうでないと人に対して
反感を持つこともあり得ます。」
「壊さないような攻めをし、そのギリギリのところで鍛え上げるにはどうすればいいのか
ということを念頭においてます。大きなレースを勝つには、攻めるにも止めるにも
そういう判断力が調教師には必要なんだと考えてます。」
角居勝彦調教師
「ウチの厩舎は強い調教をしませんから、レースで仕上げていくしかありません。
でも『1回のレースは100回の調教よりも優る』と思っています。調教は何回走らせても
調教でしかありません。」
「馬は鍛えれば強くなるものではない。人間に出来るのは持っている能力を出せる状態に
してあげることだけだ。」
「サラブレッドは、いい体の動かし方をして走り、負荷の掛かった肉体をちゃんと回復させると
さらにいい体の動かし方が出来るようになる。それが走力の上昇に繋がり、傍目には
『強くなった』と映るわけだ。その『いい体の動かし方』をする筋肉というのは、競馬でしか
つけられない。調教でそれをやろうとするとオーバーワークになってしまう。筋肉や関節や
腱は消耗品なので、そこに大きな負荷をかけるのはレースだけにすべきだ。」
調教で仕上げるマツクニ、レースを使いつつ仕上げる角居
前哨戦で壊すマツクニ、大レースを見事に制す角居
”イジメ”にダスカは耐えられませんでした