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(報知・青藍牧場の田中芳郎牧場長に聞く)
-登別は馬産地としてはマイナーです。苦労も多いことでしょう。
「生産牧場は、ユートピア牧場、登別上水牧場とウチの3つ。この辺りは、乱気流による雨、雪が多く、生産には向いていない(笑い)。
日高のラインからズレているので、オーナーや調教師もなかなか足が向かないでしょうし・・・。でも私はこの場所が好きですし、こだわっているんです」
-あの藤沢和調教師が、競馬の世界に飛び込む前に修行した牧場だと聞いています。
「先代(田中良熊氏)が、藤沢さんのお父さんと知り合いだった関係で、73年から馬産を手伝いに来るようになり、
その情熱ある働きぶりを見て、英国修行に行くよう奨めたようです。先代は、翌74年に亡くなりました」
-5月の青葉賞では、(生産馬の)トウカイメロディが藤沢和厩舎のペルーサと対戦しましたね。
「6着に敗れてダービー出走はかないませんでした。それでも北海道の3連勝を見る限り、
ダービーに出てダメージを残すよりは結果的に良かったと思います」
-現在、藤沢和調教師との関係は。
「ウチの馬を預かってなんかくれませんよ(笑い)。今でも競馬場で会うと、よく話をします。
ペルーサとは路線が違ってしまったけど、古馬になってまた対戦したいですね」
藤沢和調教師
「11日に亡くなった私の父親と、田中良熊さんが知り合いだった関係で面倒をみてもらった。
イギリスに行って来いとも言っていただいたし、恩人ですよ。トウカイメロディの菊花賞出走は良かったよね。
4月の山吹賞でウチの厩舎のシャガールを負かした時に強いなと思った。小さい牧場でいろいろ大変だけど、頑張ってほしいよね」
ダービーに続き、毎日王冠でも出遅れたペルーサ。
「駐立して、沈ませない練習をしており、後ろに下がってこなくなった。水曜にゲートから追うけど、特訓の成果を見せるよ」と藤沢和調教師。