10/11/02 09:49:08 5JhmqPv10
小生が競馬を始めたのはＪＲＡではなく地方競馬からだつた。仕事休みが平日といふこともあり
週２回は通ひ、競馬親父と混じってパドックで薄汚い駄馬を見ては一喜一憂しつつ談笑していたあの頃は小生最高の思い出。
その愛しの競馬場に唯一いきたくなひと思ふのが交流重賞の日。
普段慣れ親しんだ競馬親父は完全に姿を消し、変わって見たこともない競馬ファンが殺到する。
心の小さい小心者の性格が祟って「邪魔者・余所者消えうせろ」なんて思ったことは幾度もある。
身勝手な解釈を承知で思へば、普段しのぎを削り直線の叩きあいをし、勝ち星を取りッこしていたご当地騎手や馬はこの日だけは完全に見世物扱い。
ウチのエースホースが１０馬身２０馬身ちぎられ、中央や南関の一流馬・一流騎手に叩きのめされる姿を見るのは忍びないこと他ならない。
勿論勝手なエゴなのは重々承知していたが。
時が流れいとしの競馬場は経営悪化に伴い終了した。行き場を失い競馬を辞められない小生が次に足を運んだ競馬場は
皮肉なことに中央競馬場であった。住めば都、なんだかんだで愛着は１年も経てばつく。
昔のように毎週土曜日は競馬仲間と落ち合い、談笑し予想師酒と串カツを喰らひながらの生活が続く。
愛すべき中央馬中央騎手が普段と違う場所でＧ１として戦うとなれば、やはり興味は引くもの。勝手な正義心から地方交流重賞はいかないと
決めていたが、時間の問題。限られた人生行きたいのに行かないのは勿体無ひ。
昔自分が嫌いに嫌った中央競馬ファンの１人として明日船橋へと向かふ。