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29日の英紙ガーディアン(電子版)は、福島第1原発2号機で、核燃料の一部が溶融して
原子炉格納容器の底から漏れ出しているとみられると、複数の専門家が指摘しているとし、
現地での大量の放射線放出の恐れが高まっていると報じた。
2号機では建屋内で高い放射線量のたまり水が見つかった。原子力安全委員会は原子炉圧力
容器が破損した可能性があり、溶融した燃料と接触した外側の格納容器内の水が直接流出し
たとの見方で、燃料自体の漏出までは言及していない。
同紙によると、福島原発の原子炉を開発した米ゼネラル・エレクトリック(GE)社で福島
原発建設時に同型炉の安全性の研究責任者を務めた専門家は、少なくとも溶融した燃料が圧
力容器から「溶岩のように」漏れ、格納容器の底にたまっているようだと説明。
その上で同紙は格納容器も爆発で破損し、核燃料が容器外に出ている可能性を示唆した。
(共同)
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