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ガーゼの体内置き忘れ、山口大病院で2件 摘出して和解
2011年3月30日
山口大学医学部付属病院(山口県宇部市)で、
1997年と2009年にそれぞれ手術した患者2人の体内に、ガーゼが置き忘れられていたことが分かった。
病院は2人からガーゼを摘出し、損害賠償金を払って1月までに和解したという。
金額は「明らかにできない」としている。
病院によると、97年9月に心臓の手術をした60代の男性が09年3月に肺炎を発症。
胸部CTで調べたところ、心嚢(のう)の内部にガーゼとみられる影が見つかり、09年8月に30センチ角の1枚を摘出した。
手術直後のCTでも胸に影が写っていたが、担当医は心嚢内血腫と説明していた。
病院側はガーゼの置き忘れと肺炎発症の因果関係について「影響は否定できない」としている。
09年6月に足の腫瘍(しゅよう)を切除する手術をした70代の男性は、再発したため10年7月に再入院した際、
止血用のガーゼ1枚(30センチ角)が残っていることが分かり、腫瘍とともに摘出した。
岡正朗(まさあき)院長は
「患者さんに対して誠に申し訳なく思っています。後遺症はなかったとはいえ、今後このようなことが起こらないよう医療安全に十分注意します」と話している。(具志堅直)