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麻酔管外れ脳障害負わせた疑い 医師2人を書類送検
2011 年1月12日
神奈川県立がんセンター(横浜市旭区)で2008年4月、
手術を受けていた乳がん患者の女性(47)の人工呼吸を管理する麻酔器の管が外れ、低酸素脳症になったとして、県警は12日、
麻酔医の男(41)=同県大和市=と執刀医の男(37)=静岡県熱海市=の2人を業務上過失傷害容疑で横浜地検に書類送検し、発表した。
県警捜査1課によると、08年4月16日、
麻酔担当医は女性に全身麻酔をした後、手術室から退室し、執刀医は退室を認識しながら手術を始めた。
手術中に麻酔器から蛇管が外れ、約18分間にわたり酸素の供給が遮断された結果、女性は低酸素脳症となり、完治不能の高次脳機能障害などの重傷に至らせた疑いがある。
日本麻酔科学会は指針で、麻酔科医に対して絶え間ない経過観察を求めている。
県警は、麻酔科医が長時間手術室を不在にして経過観察を怠り、執刀医も麻酔医を呼び戻さなかったことが事故を引き起こしたと判断した。