10/12/26 11:21:25 uvqSKV9Z0
>>109つづき
東京消防庁の記録によると、
救急隊員が受け入れ要請した13病院の内訳は
▽総合病院5
▽大学病院4
▽精神科病院3
▽都立病院1。
断った理由は
▽「専門外」(精神科などの専門医がいない)5
▽理由が不明確な「受け付けられず」4
▽「満床」4
--だった。
このうち要請記録が残っていた2病院が取材に応じ、当時の状況を説明した。
多摩地区の精神科病院は救急隊が連絡した患者の容体から「脳などの疾患が疑われる」と判断。
検査設備や医療機器がないため受け入れを断り、検査ができる他の病院へ運ぶよう頼んだという。
多摩地区の大学病院は救急隊から連絡があった時、すでに他の救急患者の治療をしていた。
「対応できるベッドが空いていなかった」という。
このほか複数の病院が今回のケースではなく、一般的な事情を説明した。
総合病院や大学病院によると
▽休日や夜間はスタッフが少なく、治療後も目が離せない精神疾患に対応するのは困難
▽当直医が精神障害者の診療で苦労した経験がある
--などの理由で受け入れられないという。【江刺正嘉、奥山智己、堀智行】
◇2次救急医療機関
入院が必要な救急患者に対応する医療機関。
交通事故や脳卒中などで命にかかわる患者は3次救急医療機関(救命救急センター)で入院治療する。
精神障害者は自覚症状が乏しかったり、正確に伝えられないことが多いため、2次救急医療機関への搬送後、重篤と判明することもある。