11/02/12 13:41:25 AHpsihV+0
高精度報告
長文で失礼します。僭越ですが、ざざっとまとめます。他にもご意見あったら書き込み願います。
① 4Dの報告多し
保険適応を狙っているとのこと。
ただし、まだ臨床的なベネフィットが明らかでないし、技術的な問題点が多いので議論に結論出ず。
大西先生によると先にガイドラインをつくって基準を決めて保険を通して行くという方向性になりそう。
保険を使った臨床試験・学術研究をめざしているようで学会の本音が透ける。
(本来の保険制度の趣旨とは違うのだが、放射線科以外も同様の対応をしているので医学会全体の問題)
個人的には方向には賛成だが、ガイドラインを時限的なものにしないと
根拠の乏しいガイドラインが暴走しそうで危険だと思う。
② Chang先生のセミナーは、今後の方向性を示唆するものだった。
4DでIMRTを使った肺がん治療という内容で、やはり①が一つの問題。
IMRTを4Dでやっていいものか。物理的な精度は?
それより肺のIMRTは本当にいいものなのか?
悩ましいところです。
③ シンポジウムとして分子イメージングについても話あり。
④ そしてそれらを、いかに情報共有するかについて情報システム上の話もあった。
URLリンク(www.ihe-j.org)
どうやら画像などの情報システムを世界的に標準化しようとする流れがあるらしく、
ある程度、日本としても関与しとかないといけないのではないかということであった。
全体として、非常にまとまった良い内容で大変勉強になった。ここ最近の高精度のなかでも秀逸だと思う。
ちなみに、会場へのアクセスはよく雪でもとりあえず大きな問題なし。会場1階のカフェは結構うまかった。
世話人の先生方、ロジ、ベンダーの方々お疲れさまでした。こんなところで恐縮ですが、厚く御礼申し上げます。