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3次元(3D)映像で手術を疑似体験-。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は、
脳神経外科の若手医師に、実際に行われた手術の感覚をよりリアルに体験してもらうため、
3D映像を活用する試みを始めた。
脳神経外科の手術では細い血管、神経などをつなぐ高い技術が要求される。同科の飯原
弘二部長は「3D映像なら実際に執刀しなくても感覚をつかめる。手術をあまり経験できない
場合でも、技術習得に役立つ」と期待している。
同センターは今年1月、手術用顕微鏡の右目と左目から見る映像を別々に撮影し、3D化
した映像をモニターに映し出す装置を導入。専用眼鏡を掛けると、これまで平面的にしか見え
なかった手術箇所が立体的に見えるようになるという。
賀来泰之医師(33)は「血管が立体的に見えて画期的。練習を積めば、よりスムーズに手術
できそう」と自信を見せた。丸山大輔医師(34)も「執刀医の経験を共有できる」と歓迎した。
同センターは既に、心臓や脳の血管の3Dのレントゲン画像をリアルタイムで表示しながら手術
できる「ハイブリッド手術室」を導入している。
飯原部長は「実際の手術だけでなく、教育にも3Dを取り入れるのは大事。若い医師が初めて
手術する際、違和感なく執刀に臨める」と話し、今後はさらに多くの手術を撮影、3D化して
医師の参考にしたいとしている。
URLリンク(www.jiji.com)
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