10/03/22 18:19:50 mEtk+DJp0
京大病院 倫理委員長が書類偽造
同僚が提訴 診療に部外者加える
京都大大学院医療倫理学分野のA教授が、京大病院遺伝子治療部で診療する
のに必要な書類を偽造し、同分野の助教を診療に参加させていたとして、
同部のB教授が26日、A教授を相手取り、150万円の損害賠償を求める訴訟を
京都地裁に起こした。
京大病院では臨床部門に所属しない医師が病院で診療する場合、診療科の責任者
が「診療従事届出書」を病院に提出する義務があり、助教が診療するには提出が
必要だった。
訴状などによると、遺伝子治療部の医師でもあるA教授は、B教授の名前を
自分で書き込み、印鑑も押して助教の従事届出書を作成、昨年4月に提出した。
助教は、書類の偽造が 発覚した同年10月まで遺伝性疾患の患者のカウンセリングに
A教授と参加していたという。
A教授は病院側やB教授に対し、届出書の作成を認め謝罪したが、B教授は
「病院が具体的な調査をしなかった」と反発。「結婚差別などにもつながる
遺伝情報の扱いには細心の 注意が必要。A教授は京大の医の倫理委員長でも
あり、今回の行為は理解し難く、病院の危機感も薄い」と、提訴した理由を
説明している。
読売新聞の取材に、A教授は「B教授の事後了解を得たと誤解した。患者に迷惑
をかけたものでもなく、内部の事務手続きの問題」と回答した。