11/07/25 12:20:23.98 JFMk7MFg0
>>16
判例というのは、ポイントになる、争点になるところをどう解決したかという
直接の理由になる判旨、これが厳密な意味での判例。
裁判所が理由の中でいろんなことをついでに言うことがありその中に非常に
重要な判断が含まれていて参考になることがよくあるがそれは直接には判例
ではない。
-団藤重光『「判例による法形成」「実践の法理と法理の実践」』P.119 -
と、団藤重光先生が仰っている点も。
前スレで、無条件派が言っていた「判例で一蹴された原告(高野説)の理論」というのは悪意あるプロパガンダに思う。
いくら、法学の世界では顕著な傾向と入っても、「判例>学説の図式」は絶対の方程式といえるものではない。