【国際法】日本は無条件降伏したか【法学議論】at HISTORY2
【国際法】日本は無条件降伏したか【法学議論】 - 暇つぶし2ch190:名無しさん@お腹いっぱい。
11/08/16 15:08:47.12 HYXwtORR0
無条件降伏と有条件降伏論の論理的帰結の違いを考慮すると

いずれの説の立場をとるにせよ、大日本帝国政府と大本営は、降伏文書を通じて、天皇及び日本国政府の国家統治の権限は、
降伏条項を実施する為適当と認むる処置を執る連合国軍最高司令官の制限の下に置かれること、ポツダム宣言とカイロ宣言の条項などを受け容れている。
このため占領中は、この限りに於いて連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ/SCAP) の命令と指示にしたがう必要があった。


という点は共通ですね。

ただ、無条件降伏の考え方が両者は根本的に異なりますから完全な一致というのは難しいような気がします。
たとえば、有条件派は、>>47氏や>>189氏が端的にまとめてくださっていますが、
「無条件降伏とは、国際法上の一切の権利が否定される状態」というイメージ的な定義を立てて演繹的に日本は一部条約上の権利があったから有条件だと結論つけています。
この考え方の論理的帰結としては、無条件降伏した日本兵、ドイツは、まさに一切の国際法上の権利は否定されますので
>>189氏のいうように、連合国には生殺与奪の権利が与えられ、ソ連兵が自由ににドイツ国民を殺害しても、レイプしてもまったくokだということになります。
つづけて考えていくと、ドイツは戦争で奪った土地以外の民族自決権に掛かる領土保有も否定されたり、永久に併合されてしまっても構わない。
また、シベリア抑留も、抑留そのものは適法であるとかいう話になります。
さらに、国内的には、日本には原告が言うように、占領下の日本にも賠償責任を発生させることができるので、まあ左翼といわれる方々が国家賠償責任を追及することもできます。

無条件派は、無条件降伏しても国際法上の権利は保障されるという立場をとるので、上記の結論をいずれも否定します。
違いは、占領下政府の国家責任、ドイツ、日本兵の扱いにおける結論ということになりますね。


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