11/07/05 02:25:44.09 Q9IAxTdn0
まあ、満州の発展は外国勢が入り込んでからまっとうにはじまり、満州国の建国から加速していった。
内実、日本資本なしに国が維持できない状況にもなっているわけ。
満州族は、えらそうに闊歩する日本人に眉根を寄せたが漢人を支配することには夢を持っていても支配されることは御免こうむりたかった。そのうえ、生活経済を維持するには(嫌いでも)日本人に見放されるわけにもいかない。
更に日本としては軍隊と資金だけは無償でやるが口は発さない、なんて天使のようなスポンサーになれるわけもない。こんにちの銀行と一緒で、負債を抱えそうな国なら、役員を送り込みもする。
けっきょく、
満日のそれぞれの落としどころが満州国ってところ。
結果はどうあれ、“なにもしない”での経済成長はありえない。投資すれば良いだけでなく、投資しやすい場所を確保することも重要な手段のひとつ。
建国間もない赤ん坊のような国家にしては、まあまあうまくまわしていた方。
失敗は、第二次世界大戦で日本が国連に負けたことくらい。
あれで勝てないまでも負けていなければ、いまごろは満州も(半島も台湾も、よしんば沖縄やパラオも?)真の意味で独立して、いまごろ極東は平和そのもの。
汪兆銘勢と蒋介石勢の和解はあっても八路軍との和解はないから、極東への真っ赤な勢力はソ連止まり。
ベトナム戦争みたいなことも、国民党と日本が仲違いしなけりゃなかったかもね。
まぁ、日本の経済大国第二位はなかっただろうけど。