なぜ第2次長州征伐で幕府軍は勝てなかったのか2at HISTORY2
なぜ第2次長州征伐で幕府軍は勝てなかったのか2 - 暇つぶし2ch668:名無しさん@お腹いっぱい。
11/11/03 21:56:34.75 Rkfxyx360
>>656
あれれ?長州は賠償金の約束もしてないと言い張ってたんじゃないか?
>>657
最初の血判状に署名していないにも関わらず、彼は第二奇兵隊に首謀として真っ先に召し捕られて対決審問させられている。
それがおかしいと研究者に指摘されている点だよ。
そして「その余御不審筋も各別これなく候はば、最早番人なども差し除かれてしかるべし」
としてあっさり釈放。当初、首謀容疑で逮捕されていながら結果は無罪放免。

では本当に富蔵に「御不審筋」がなかったのかと言えばこれは極めてあやしい。
9月9日の時点では富蔵の供述におかしな点がある。

金作の供述では、富蔵は「互いにいやしき者故、とても一通りの御奉公は相成らざることかねて承り及び候につき、
出精の手段これなきか」と相談を持ちかけた。これに対して金作は
「ご国恩さえ忘れずば、同類相募り、お暇を貰え他国に参り、戦争の節お国の御為、
裏切りなしとも致し候様の手段より外これなし」と応じている。

ところが富蔵の口供にはこの自分が質問した部分はまったく触れられていない。
この部分は金作自身が富蔵に藩外逃亡の選択肢を示唆したものであるから、自己にとって不利益な供述にあたり、
信憑性としては金作の供述に軍配が上がると言わざるを得ない。

ところで富蔵が言う金作の言い分は「同志の者を募りおき、戦争相始まり候節、勝ち戦のほう加勢致すべし、
尤もそのうち敵方へ合力致し候はば、格外出精も相成候」と言うもので、
どっちにしてもこの2人は「何とか出世の機会がないかなあ」「いざとなったら藩外で立身すればいいさ」
と言うような会話を重ねていたのは確実なのであり、富蔵もこの段階で金作と同類なのである。

その他にも金作の言い分も隊士の存在が確認されていないとか、実際にいた場所が違うとか色々あって、
金作が新選組と通謀したと言う証拠は極めて乏しいと言わざるを得ない。
これを事実として申し立てている富蔵は、前述の通り金作と度々突っ込んだ会話をかわす仲だったのであり、
彼の不審な挙動があったとすれば、幕長戦を控えた中立の第三者ならこれを黙過するはずがないのである。

以上の点から、富蔵は茶筅隊の中のスパイ的存在だった可能性が有力に指摘されている。


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