11/11/03 07:30:53.71 14LafC6U0
>>648
義勇隊士はいったんは拒絶したものの、自刃を強要されて上坂したことは明白。
なお、中原邦平の記述によれば
「腹を斬らせに連れて行くと…そうして水井は立派に自殺したが、
山本はグズグズしているから野村子爵が介錯してやられたようです」であり、
傷の状況から水井が最初に形ばかりの切腹をし、山本が介錯した後、
山本の致命傷を誰が与えたのかと言う法医学的見地からの疑問を補う形になっている。
なお、ここで自刃した水井精一は同与作にあてて自刃の7日前に書簡を残している。
これを見ると、まず水井が焼打ちに参加していないのは当然として、
大谷の首級を梟首すべく上坂した際は切腹の意図などない。
ところが京の時山、杉山、野村が自決を強要し、即諾しない場合は殺害するような勢いで迫っている。
まあこの後2人は必死に逃れようとするのだが、自決を強要に来た連中が放免してくれず、
ついに切腹を承諾させられてしまうが本より脅迫によるものだから本意ではない。
水井、山本は脱走して帰国するが、これを野村、品川が追い、
義勇隊総督にも強圧し、さらに山口藩政府で2人の頭越しに自刃させることを決めてしまう。
完全に逃げ道を塞がれた2人はついに再度の上坂を余儀なくされ、事実上の殺害に至ることになる。
この際に野村が手を下したと言う証言は上の通り。