11/11/02 21:11:05.80 ltSI0+H50
>伊藤は通訳として実際に会談に居合わせたもの。
>そして嘘をつくような必要性も皆無。偽証の可能性はほぼないよ。
伊藤は通訳と言っても長州藩側の人間で、しかも高杉の講和の席にも挙兵の際に同調した数少ない人間。
高杉を称賛することは間接的に自分を賞揚することだから、嘘をつく必要性は充分にある
さらにサトウ日記と、数十年が経過した後の伊藤の後年の回顧談では史料価値が大きく違う。
サトウ日記の観察はおおむね正確であり、高杉の「最初は傲然とした様子」をきちんと描写しているし、
租借は戦勝国の当然の要求だからそれこそ隠す必要はない。
いま一部で言われているのは、予備交渉の段階では租借の話が出たかも知れないが、
本交渉では出なかったと言う説だね。サトウの長州藩に対する記述はおおむね冷静だよ。
それでなきゃサトウ日記があれほど史料として引用されたりしない。