【上野介】小栗忠順【幕臣】at HISTORY2
【上野介】小栗忠順【幕臣】 - 暇つぶし2ch27:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/08 01:48:35.01 PUWRXQZw0
兵庫開港で関税収入が確保されて、幕府の資金繰りはだいぶ良くなる。

確か年に100万両の収入になっている。

28:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/08 02:05:15.33 /SSbOdeO0
兵庫開港は鳥羽伏見の戦いの直前(1ヶ月前)だったから
旧幕府の財政には寄与しなかったと思う。

29:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/08 02:46:31.24 lD/O/KF2O
おちんこ

30:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/13 07:59:45.31 D+YNLlmN0
小栗のやろうとしていたことは、幕末の幕政改革“慶応の改革”に凝縮されている。


慶応の改革(けいおうのかいかく)
URLリンク(ja.wikipedia.org)

1866年以後に江戸幕府15代将軍徳川慶喜によって行われた改革。
結果的には江戸幕府最後の幕政改革となった。

①江戸幕府に欧州行政組織の要素を導入(老中を専任の長官とする「五局体制」事実上の「内閣制度」)
②諸藩や朝廷の権力を削減して、日本を幕府を頂点とする中央集権国家体制する
③新税(関税)導入も含めた財政改革
④旗本の軍役の廃止(銭納をもって代替)してフランス軍事顧問団の指導の下での新制陸軍の整備
⑤甲鉄艦導入による幕府海軍増強策
⑤フランスの支援による横須賀製鉄所と造船所の建設と兵器の国産化計画

(計画のみ)
①産物会所・日仏会社(江戸幕府・フランスの共同経営の商社兼運送会社)による国内流通・国際貿易の独占支配
②本格的な蝦夷地開拓
③新橋-横須賀間の鉄道を敷設

31:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/13 10:02:30.12 r6VNpuKS0
もっと評価されるべき

32:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/14 05:28:48.85 +Es59Raj0
あと
築地ホテル建設。
ガス灯の設置。
電信制度や郵便制度の構築。
も小栗の構想。

33:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/17 01:39:27.20 0DdK9Va70
 小栗の凄さは、蘭学を学ばずに合理主義思考ができたこと。

34:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/17 19:50:22.88 kXciYGsI0
②諸藩や朝廷の権力を削減して、日本を幕府を頂点とする中央集権国家体制する←×

②諸藩や朝廷の権力を削減して、日本を徳川宗家を頂点とする中央集権国家体制(郡県制)とする←○


35:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/20 16:28:41.02 ydTi0hk80
慶応の改革(けいおうのかいかく)
URLリンク(ja.wikipedia.org)

1866年以後に江戸幕府15代将軍徳川慶喜によって行われた最後の幕政改革。
事実上、徳川宗家主導の“富国強兵”であり近代化政策であった。


①江戸幕府に事実上の内閣制度の要素を導入(老中を専任の長官とする「五局体制」)
②諸藩や朝廷の権力を削減して、日本を徳川宗家を頂点とする中央集権国家体制する(郡県制)
③新税(関税)導入も含めた財政改革
④旗本軍役を廃止(銭納をもって代替)、フランス軍事顧問団の指導の下での新制陸軍の整備(銃兵化)
⑤甲鉄艦導入による幕府海軍増強策 (買付け手続は幕臣小野友五郎による)
⑥兵器の国産化を目的としたフランスの支援による横須賀製鉄所と造船所の建設

(計画のみ)
①産物会所・日仏会社(江戸幕府・フランスの共同経営の商社兼運送会社)による国内流通・国際貿易の独占支配
②アームストロング砲の大量購入
③本格的な蝦夷地開拓
④新橋-横須賀間の鉄道を敷設
⑤築地ホテル建設
⑥ガス灯の設置
⑦電信制度や郵便制度の構築

36:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/20 20:00:05.94 ydTi0hk80
これら慶応の改革をやられてしまうと、困る勢力が二つある。
薩長とイギリスだ。

まずは薩長だが、慶応の改革が実現してしまうと、
完全に軍事的にも経済的にも徳川宗家が圧倒し近代化されてしまう。
そうなると薩長らは、とてもじゃないが徳川宗家には手が出せなくなり、討幕が実現不可能になる。

特に長州藩の桂小五郎は
「関東の政令は一新されている(慶応の改革の事)、一橋慶喜の胆略はあなどれない。家康の再来をみるようだ」
と警戒しているぐらいで、
薩長としては幕府の慶応の改革が完成しないうちに討幕を実行したがった。

また、イギリスは対日貿易でジャーディン・マセソンなどの商社が利益をあげており

⑥兵器の国産化を目的としたフランスの支援による横須賀製鉄所と造船所の建設
①産物会所・日仏会社(江戸幕府・フランスの共同経営の商社兼運送会社)による国内流通・国際貿易の独占支配

などを幕府の政策として実行されてしまうと、英国系の商社の取り扱いが減り利益にならない
特に日本側が商社を作り生糸などの輸出まで日本側が行うとなると英国系の商社の利益が
棄損してしまい、何の為に貿易をしているか判らなくなってしまう。

また武器の国産化も外国系商社の利益にならない、日本が大量に武器を購入してくれているので
外国系商社が儲かっている事実があり、日本が武器を国産化してしまえば、武器を輸入する事も
なくなり外国系商社の利益にならない。

この様に慶応の改革には外国にとって利益にならない政策が含まれており、
この事がイギリスなどが討幕派支援に回った背景となっている。

37:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/22 17:18:04.23 GCTYYlnP0
夢のような計画だとは思うが、実際にそれを行い得る体力が幕府にあったのだろうか?
例の国債募集のとき、ロッシュは「小栗氏ともあろう者が六百万両程度で取り乱すとは意外だった」
とか言っている。
まぁ廃藩置県と税制の改革を幕府の手で行えれば良かったのだろうが、小栗が幕権と幕威の強化に拘ったのは
それも要因としてあるのだろうか。

38:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/22 19:00:46.69 R5pEgONx0
>>37
今の価値で6千億円ですか……。

39:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/28 01:30:46.85 SHcjRUAp0
>実際にそれを行い得る体力が幕府にあったのだろうか?

有ったから慶応の改革を開始しているんだが。

>ロッシュは「小栗氏ともあろう者が六百万両程度で取り乱すとは意外だった」 とか言っている。

小栗はかなり凹んだらしいね、 特に薩摩藩の妨害工作でダメになった事が動揺の元なのでは?

>まぁ廃藩置県と税制の改革を幕府の手で行えれば良かったのだろうが

諸藩を潰して郡県制を引くのは、徳川宗家では規定路線だ、
それに1867年11月から神戸港からの関税としての現金収入が入ってきている。
これが結構幕府の収入としてかなりデカイ。

それと慶応の改革メニュー④旗本軍役を廃止(銭納をもって代替)もかなり幕府の歳入増加に寄与しているらしい。
この④の政策はフランスからの600万ドル借款がダメになったので、無理やり旗本から絞り上げて資金を捻出する為に
考え出された緊急避難的な方法らしい。1867年9月26日に急遽導入されたモノだ。

この旗本軍役を銭納をもって代替だが、松浦玲著「徳川慶喜」を見るとかなり幕府は旗本に対して強引かつ大幅な
銭納を求めている事が記されている。おおよそ旗本領からの年間年貢収入の半分を幕府が徴収する事でフランスからの
600万ドル借款の代わりの資金を作ったらしい。しかしこの政策は旗本達には不評で、皆かなり怒っていたと勝海舟は評している。

この旗本年貢収入の半分を徴収する政策は、旗本領300万石の半分150万石分の収入を幕府のものとしてしまう政策となり、
事実上幕府の天領は、従来の400万石+新規徴収分150万石=550万石となり幕府の財政基盤は強化されている。

40:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/28 13:39:21.96 UzrVz27d0
>この旗本年貢収入の半分を徴収する政策は、
>旗本領300万石の半分150万石分の収入を幕府のものとしてしまう政策となり

いずれ幕府は、旗本領300万石全てを収公するつもりだった。
そうなると天領は、700万石になり、徳川宗家は空前の巨大大名になってしまう。

旗本は、幕府から給料をもらうだけのサラリーマンになってしまうが…

41:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/30 04:01:07.81 DxSwF32C0
三河奥殿藩の第8代藩主で、のちに信濃田野口藩(竜岡藩)の初代藩主である松平乗謨は、
老中兼陸軍総裁だった大政奉還直後の1867年の10月18日付けで、
徳川版廃藩置県を提言している。

松平乗謨(大給 恒)
URLリンク(ja.wikipedia.org)

42:名無しさん@お腹いっぱい。
11/05/02 02:50:32.42 OutBiSDD0
>>37
>夢のような計画だとは思うが、実際にそれを行い得る体力が幕府にあったのだろうか?
>>40
そもそも「慶応の改革」は、徳川宗家を西洋的に軍事化し、薩長に対抗して中央集権的な「郡県制」施行を目的としたのも。
そしてこの為の軍資金を捻出する為に日本を経済的に富ませようとした。

つまり「慶応の改革」は、富国強兵の第一歩、と言えるものだ。

当然、徳川宗家天領の増加も「慶応の改革」の目的の一つになる。

徳川宗家が旗本領を収公して七百万石の巨大大名になるのは、薩長に対する対抗策として当然ありえる事。
徳川家が七百万石になれば、薩長も怖くて手が出せなくなるw

43:名無しさん@お腹いっぱい。
11/05/02 03:24:27.98 OutBiSDD0
>>37
>夢のような計画だとは思うが、実際にそれを行い得る体力が幕府にあったのだろうか?
>>40
そもそも「慶応の改革」は、徳川宗家を西洋的に軍事化し、薩長に対抗して中央集権的な「郡県制」施行を目的としたのも。
そしてこの為の軍資金を捻出する為に日本を経済的に富ませようとした。

つまり「慶応の改革」は、富国強兵の第一歩、と言えるものだ。

当然、徳川宗家天領の増加も「慶応の改革」の目的の一つになる。

徳川宗家が旗本領を収公して七百万石の巨大大名になるのは、薩長に対する対抗策として当然ありえる事。
徳川家が七百万石になれば、薩長も怖くて手が出せなくなるw

44:名無しさん@お腹いっぱい。
11/05/21 21:09:10.22 oL3RMMY50
小栗の最後は悲惨だったね。

逃亡先で、今まで幕府にさんざんイジメられてきた農民が小栗をかくまわずに
財産を奪い、即刻新政府に首を突き出された。

そんなに、嫌われてたんだろうか?

45:名無しさん@お腹いっぱい。
11/05/21 22:10:38.47 yC6H8jYG0
上野の知行地に来たのは初めてだっけ?

46:名無しさん@お腹いっぱい。
11/05/23 14:20:19.18 vG+JBwdY0
初めてかどうかは知らんが、まぁ余り行く暇はなかったんじゃね?
政務忙しかったろうし

47:名無しさん@お腹いっぱい。
11/05/23 23:39:48.34 OqLDPPyFO
幕府=徳川本家の家政
諸藩政府=諸大名の家政

両者は全く同じ原理の裏表なのだ
幕府とは日本政府ではない

原理が同じな一方を廃止し自分は残るという廃藩置県を幕府ができるはずがないのだが
小栗は分からなかった
勝は誰より早く正確に見抜いていた
今でも2chでもこのスレでもこれが分かって無い人は多い
だから小栗が分からなかったのも無理はない







最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch