11/05/25 03:06:58.63
私は、四日町小学校の、麻子です。武士のことについて、質問します。
教科書には、豪族(ごうぞく)が、武士になったと、書いてあったんですが、
そちらのホームページには、農民が、武士になったと、書いてありました。どちらが、本当ですか?教えてください。
ゲンボー先生
麻子さん メールをありがとう.
同じです.武士は基本的には農民なのです.農民にも大きい小さいがありますから,
大きな領地を持つ農民である豪族(ごうぞく)が小さな農民をしたがえていきました.
そうして,各地に武士団ができましたが,その武士団をさらにまとめた大武士団の棟梁(とうりょう=ホームページを見てください)が
源氏や平氏などの皇族や貴族の血筋(ちすじ)を持つ人達なのです.この質問は下につづきます.
こんにちは。四日町小学校の麻子です。
この前は、武士のおこりについて教えていただきまして、ありがとうございました。
今日も、質問があるのですが、貴族と豪族(ごうぞく)と武士の違いは何ですか。
みんな力のあった人のようで、時代が違うので呼び方が違うのかと思っていたのですが、調べてみると同じ時代にも登場してくるのです。
なんとなく違うふうなんですが、よくわかりません。教えて下さい。
ゲンボー先生
そうですね.みんなそのことで混乱しています.
豪族(ごうぞく)は農民だったり漁師だったり,牧場主であったり様々です.力のある地方の支配者のことです.この人達は武士でもありました.
貴族や皇族は都に住む有力者で農民ではありません.律令によって守られ広い領地を持って豊かな生活をしていました.しかし時代と共に子孫が増えて地方役人となって出て行く人もありました.
力はあるが貴族よりは身分の低い豪族(ごうぞく)達は,こうした人達を利用して豪族(ごうぞく)同士が結びついて武士団を作るときの,ボスになってもらいました.
この人を棟梁(とうりょう)といいます.これが源氏や平氏です.ですから皇族や貴族から武士になったものもいたのです.この人達は豪族(ごうぞく)とは呼ばれません.