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>>534
142 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/07/19(火) 16:15:21 ID:RxL3TAv30
おひるねのじかんだよ
おねえさんがごほんよんであげるね
「『ぐり ぐり ちがでてるよ ぐり』
ぐりのひたいから まっかなちが ながれでていました ひはとうにしずんで
あたりでもえるほのおだけが のねずみたちをてらしています
さっきまで かれらのいのちを おびやかしていたてきは すでにほのおに のみこまれていました
『こんなもの きずのうちにはいらないよ そんなことより きみがぶじでよかった』
『ぐりぃ あぁ ぐりぃぃ』
ぐりとぐらは かたくだきあいました そして なにかがふっきれたように おたがいをもとめあいます
『ぐら すきだよ だいすきだ ぐら』
すでに いっしまとわぬすがたになっていた ふたりは こころのおもむくままに からだをかさねます
みているのは おつきさまだけ このあれはてたせかいで ただ おたがいのそんざいを ひつようとしていました
のねずみのぐりとぐら ふたりは あなほりあそびにむちゅうです
ぐりはぐらのあなをほることにしました ぐらもさんせいです ぐりがぐりぐりせめるものだからぐらはぐらぐら