11/05/28 00:15:53.78 wTchm1Ugi
関西は梅雨に入りました。
僕の部屋はジメジメしています、お父さんとお母さんは三年前に行方不明になったまま戻って来ません。
親が残してくれた家があるのでアルバイトだけでも何とか生活できているのでいいんですが、やはり一人と言うのは凄く淋しいです。
今日も自炊をして一人でご飯。
ジメジメしたこの部屋にいるのは僕一人。
辛い、辛い、辛い、辛い。
毎日そう思っています、お父さんとお母さんに会いたいです・・・。
でも最近淋しくありません。
僕にもわからないのですが、部屋の天袋から小さく笑い声が聞こえてきたんです、不思議と落ち着く声でした。
会話をしようとしたのですが、声が少し小さいので聞き取りにくく、単語や部分部分しか聞き取れないんですが、それでも僕は毎日話しました。
ある日気になり天袋を覗いて見る事にしました、暗いと思ったので懐中電灯片手に天袋を確認、何もいません。
もしかしたら屋根裏?と思い天袋に入り天井の壁をずらして屋根裏に顔を出し、懐中電灯を照らしました。
すると先ほどよりハッキリ声が聞こえてきました、ですが会話が噛み合いません。
アワビ、王将、桃色、枚方、大分、自民、教育、小泉という単語をぶつぶつと繰り返してるだけ。
でも不思議と落ち着くんです。
私は安心してしまったのか、泣きながら言いました。
「淋しい、お父さんとお母さんに
会いたい」と。
すると声は止まりました。
何かいけない事を言ってしまったのかなと思い、不安になり一応謝って部屋に戻ろうとした時にハッキリと私には聞こえたきたんです。
「それじゃあコッチに来いや、さみしく無いぞ、お父さんとお母さんもおるからの・・・ガハハハハ・・・」と。