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その瞬間、カタール東部のおしゃれな街・ドーハのそっち方面の人々に電流が走ったと
いわれている。ザッケローニ監督がバーのテレビ画面に映し出されるや、酒を酌み交わす
のをやめて「あの素敵な男性は誰なんだ!?」「イタリアからやってきたサッカー日本代表の
マネジャー（監督）らしいわ」「オゥ！ ホットガイ！」という驚嘆の声が上がったとか。
あるバイセクシュアルの男性A（アダルトショップ経営）がドーハでのザック人気急騰の
実態を次のように明かす。
「ブラウン管にザックが映るたびにゲイたちは画面にくぎ付けさ。ザックの写真が掲載され
た地元紙のチェックも欠かせない状態だ。客との間でも“ザックを見たかい？”があいさつに
なっているほどだよ」
A氏によるとカタールのゲイ人口は全体の10%で、バイセクシュアルはそれ以上を占めている
とのこと。ドーハなどはゲイのメッカと言われており、スタジアム近くにも多くのゲイ、バイセク
シュアルの男性が住んでいるという。
「私は妻もいるが、男性も好きだ。ちなみに君はゲイかい？ 違うのか。残念だ。だが、この
国は他の国に比べてこういった人々を認めてくれる。日本ではまだ君のように隠れていなけ
ればいけないようだが。早く改善されるといいね」とA氏はなぜか本紙記者をゲイと決めつけ
て熱く語る。そしてトドメが「ぜひ週末に行われる豪州代表対ザックのチームの
試合を応援しに行きたいネ」―。
今や「私をザックの試合に連れてって」が彼らの合言葉になっているというのだから大変だ。
思わぬところでザック監督がブレイクしていることを聞きつけた日本代表の反応はさまざま。
主力選手KWSMは「えっ、そうなの!? オレの好みではないけどなあ」と意味深な発言で驚きの表情
を見せた。
前代表監督は「怖いですね…。彼らだけに来るなともいえないですし」と、ゲイ集団の“来襲”
に戦々恐々としている。