11/01/28 07:42:32 QutbVE0JP
まぁ、気にしてもしょうがないしな。
962 名前:Trader@Live![sage] 投稿日:2006/04/25(火) 23:44:31.82 ID:Sf40vHAq
>>936
バブル崩壊後の不景気の終わりの見えなかった頃、格付け会社が日本の国債の評価を
どんどん下げていった事があります。
国債の評価はその国の信用度の評価指標でもありますので、日本企業の格付けもそれに
伴い、下がっていきました。
通常の国では、格付けが下がり続けると狼狽売りにより、株価や国債価格が暴落します。
そうして暴落した株式や国債を買い取れば、簡単にその国を経済的に支配できます。
格付け会社が何を狙っていたかは、今後も明かされる事はないのですが、日本では格付けが
下がっても、狼狽売りも起こらず、国債の暴落も起きませんでした。そして、格付け会社は
これでもかとばかり格付けを下げ続け、とうとう日本国債の格付けは、アフリカの誰も知らない
ような国家と同じ水準まで下がりました。それでも株式も国債も暴落しませんでした。
最初は、「日本がいつまでも不景気から脱出しないから、格付けが下がり続けるのだ」との
主張に耳を傾ける人もいましたが、何時までも下がり続ける格付けを見ているうちに「実は
格付け会社の格付けって、とても恣意的なものでないの?」との疑惑が広がりました。
一度浮かんだ疑惑は正当な理由を示す事ができない限り、消える事はありません。そして、
格付け会社はその説明ができないまま、日本の格付けをまた上げ始めました。
このようにして格付け会社は日本では信頼を失いました。
今では、格付け会社の格付け変更はベタ記事程度の扱い以下でしか扱われていません。
以上、格付け会社に関する日本でのちょっとしたエピソードでした。