10/11/20 23:29:58 b5RmhLTW0
ホモコピペスレなくなっちゃったのかー
155:名無し野電車区 :2010/11/18(木) 17:39:51 ID:WSbqzzFc0
高校生のころから東京が好きで、月１回は遊びに出掛けていました。
当時は沼津駅から東京行が毎時１本あり、片道２時間強の道のりも東京に着いてからのことを 想像すれば、あまり苦になりませんでした。
かなりの東京好きでしたが、高校卒業後は玉川大学に進学し、下宿。
学生生活を満喫した後は、そのまま町田の会社に就職し、そこで横浜生まれ、東京育ちのBと知り合いました。Bは家庭的な人で、交際を重ねるにつれ次第に将来のことを意識するようになっていきました。
そんなある日、Bの実家に挨拶がてら遊びに行くと、早々、Bの母に「あなた、出身はどこ？」と聞かれ、笑顔で「沼津市です」と答えたところ、苦い顔で「沼津市ですか、箱根の西側の…、向こう側の…」と言われました。
なんとなく嫌な予感を感じながらも「そうです。よくご存知で。でも沼津から東京って意外と近いのですよ」と 返しましたが、反応はあまり好意的なものではありませんでした。
この日を境に、彼との距離はどこか遠くなり、１か月後、彼のほうから別れ話があり、 ２人の交際は終わりました。
これが原因でひどく落ち込み、３か月ほど憂鬱な毎日を過ごしていましたが、ようやく 前向きになろうとしたちょうどそのとき、Bが熱海在住の女と婚約したとの噂を職場の同僚から聞き、言葉では言い表せないような、「劣等感」が頭の中を駆け巡りました。
これほどの劣等感を感じたのは生まれて初めてでした。もう何もかもが嫌になり、気分転換も兼ね、休暇を取って、実家のある沼津へ帰省することにしました。
帰省には毎回車を使っていましたが、無性に電車で帰ってみたくなり、列車が長い長い丹那トンネルを抜けて函南に停車した瞬間、私の目からは大粒の涙が流れ出し、思わず「せめて丹那の東側の熱海に生まれたかったよ、お母さん」と叫んでしまいました。
周囲の乗客は私の奇声に驚いていましたが、山地の壁を自覚せずにはいられなかったのです。その日から、私は「東海人」として生きていくことを誓い、職場を変え、現在静岡市の零細会社に勤務。
今の彼と同棲生活も始まったばかり。今度は俺が幸せになる番です。