11/04/30 04:36:56.34 XkFkjLmb
愚痴ってても、居たたまれない。
さて、ここらで比較的検討に値する民主党議員の合区案でも整理してみるかな。
少し古い情報しか見あたらないのもあるので、更新されてたら申し訳ない。
①田中直紀議員案
定数202(地方区122・全国区80)、格差2.245倍
合区
定数4:山梨・長野、福井・岐阜、徳島・香川・高知
定数2:秋田・山形、富山・石川、奈良・和歌山、鳥取・島根、佐賀・長崎、大分・宮崎
URLリンク(www.shikoku-np.co.jp)
(評価)
これまで見てきた民主の合区案の中では、投票価値の格差が2倍に最も近づけられている。
地方区(選挙区)と全国区(比例区)の削減率も、バランスがとれている。
しかし、合区の仕方は疑問。福井と岐阜を合区するのが適切であろうか。
徳島・香川と高知も疑問。徳島・香川と愛媛では愛媛の方が人口が少ないこと等も考えると、
四国は、徳島・香川と、愛媛・高知の2区に集約するのが適切ではないか。
②石井ピン議員改訂案B
定数202(地方区126・全国区76)、格差2.275倍
合区
定数4:山梨・長野
定数2:
秋田・山形、富山・石川、福井・滋賀、奈良・和歌山、鳥取・島根、
徳島・香川、愛媛・高知、佐賀・長崎、大分・宮崎
URLリンク(www.47news.jp)
(評価)
合区の仕方は、比較的納得できる。投票価値の格差を更に縮めるなどの観点からは、
山梨や鳥取・島根の処遇につき更に工夫する余地があるように思える。
投票価値の格差は及第点だが、全国区(比例区)の方が削減率が高く、比例選出議員の
賛成を得られるか疑問。
③辻泰弘議員案
定数202(地方区126・全国区76)、格差2.967倍
合区
定数4:山梨・長野
定数2:石川・福井、鳥取・島根、徳島・高知、佐賀・長崎
URLリンク(www.yasuhiro-tsuji.jp)
(評価)
投票価値の格差が約3倍。弥縫策との批判を免れないが、反面、議員の賛成を得やすいか。
全国区(比例区)の方が削減率が高く、比例選出議員の賛成を得られるか疑問。
(総評)
いずれも一長一短か。
いずれも山梨・長野が定数4となっているが、ここが短所の遠因ではなかろうか。
和歌山は、奈良よりは、定数は大きくとも大阪と合区する方がよくないか。
鳥取・島根は、岡山や広島と合区にした方が格差が緩和できるのではないか。