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短信・小沢氏の変わらぬ手法と菅首相の無為無策と
2010/08/31 11:29
それにしても、民主党の小沢一郎前幹事長という人は、本当に昔から相も
変わらずいつも同じようなやり方をするものですね。呆れるやら感心するやら
です。私は、今回の代表選で今度こそ、この古い小沢支配の構図から政治から
脱却できればと期待したのですが…あーあ。
① 自らはほとんど発信せず、一方で周囲に憶測を流させ、疑心暗鬼を広める。
それによって、幽霊に怯える人間の精神構造を利用して自分を実態以上に大きく
見せ、譲歩を引き出す。また、事実上、何も言っていないに等しいので、後に行動
を批判された際は「俺は何も言っていない」と開き直り、常に自己正当化を図る。
② 相手と「会う」「会わない」自体をカードに使い、会談が実現したら会っ
てやったと恩を着せ、その時点で優位に立つ。譲歩が得られそうだと踏むまでは
話し合おうとしない。条件を呑まないと首脳会談に応じないという中国や北朝鮮
がよくやるやり方が常套手段。
③ 自自連立の際には、連立離脱カードをたびたびちらつかせ、山崎拓に
「オオカミ中年」と仇名された。結局、小渕恵三首相が自自合流(小沢氏の自民党
への受け入れ)を呑まなかったので出て行ったが、後の民主・自民の大連立騒動を
彷彿とさせる。結局、自分の権力と権勢の拡大を狙っているだけ。
…この暑いのに、こんな三文芝居を必死に追いかけている自分が、バカみたいで
あります。政治家はよくこういう政局になると、われわれに「書くことがいっぱい
あっていいじゃない」などと言いますが、別にこっちは嬉しいわけでも何でもあり
ません。むしろ、もっと大事だと思うことや、関心を抱いているテーマを載せる
紙面スペースも、それらを取材・執筆する時間もなくなるので本当に迷惑なのです。
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