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党内最大勢力の小沢グループ(約150人)は代表選に向け、09年衆院選の初当選組143人やほかの
グループの取り込み工作を本格化。菅陣営の若手が「地上戦、組織戦では小沢グループが圧倒的」
と舌を巻く状況だ。
菅陣営は国会議員412人の支持状況について、大まかに「菅150人、小沢170人」と見積もる。
それだけに世論調査結果を受け、「様子見」の議員や、党員・サポーター票の支持獲得に追い風に
なると期待。中堅議員は「党員・サポーターは民意に近く、6対4ぐらいで首相支持が上回る」と見込む。
◇小沢氏「テレビと新聞の支持率は必ずしも正確ではない」
「政治とカネ」問題を抱える小沢氏に対し「再び影響力が強くなることは好ましくない」との
回答が8割強に上るなど、世論調査は依然、小沢氏に厳しい結果となった。
小沢氏も代表選出馬を受けて、批判的な反応が出ることは織り込み済みとみられる。
それでも出馬に踏み切ったのは「テレビと新聞の支持率は必ずしも正確ではない」という
小沢氏独特の世論観がある。
小沢氏は国政選挙で自ら全国行脚し、直接、有権者に接してきた。選挙区回りにせよ、
組織・団体対策にせよ、自らの皮膚感覚を重視する。今回の代表選でも最大支持基盤の連合など
各団体回りを優先。あいまいな「世論」よりも、自力による確実な集票を目指す現実路線をとっている。
今回の党代表選は、国会議員票、地方議員票、党員・サポーター票の合計票で決まる。
小沢氏からみれば、国会議員はもちろん、地方議員や党員・サポーターも、世論よりはるかに
自らの指示や働きかけが効く。小沢氏に近い国会議員が、自分の影響下にある党員・
サポーターに働きかけて支持を固めていけば、世論の影響は限定的になるとの見立てだ。