10/07/17 13:18:31 gudO1vOO
[コラム] 新・平成不況の背景とは - 時間軸と空間軸のバランス配分の見直し - スピードケインズ理論 page 3/4
これまではそれで通用してきたが、いつまでたっても世相の色彩は色褪せて、満足も納得も、人間味もない。
時間軸や空間軸と連動した…都市工学の理論を組み合わせていくと、その土地特有の適合可能な、理想的な形態が表
れてくる。
簡単な例を一つ書いて見よう。
「 住宅街から最寄りの駅までLRT路面電車を敷設すれば、マイカー通勤は不要になり、定時性確保と車両の維持費、ガ
ソリン代の節約になる 」
昨今の厳しい経済情勢では、民間企業がLRT路面電車を建設してくれるような気前のよさはない。
鉄道公社をスタートアップさせて第三者出資を打診するのが現実的だろう。
半官半民のバランス配分の見直しである。
民間企業がバス輸送でも嫌がる現状から、気前よく鉄道公社を立ち上げてインフラ整備を行えば、沿線開発が進み、沿
線人口が増え、雇用と消費が増える。
もちろん、それが一定期間内に目標を達成するかどうかと言うのは分からない。
民間企業なら早期の段階で採算ラインに乗らないと判断して経営資源を引き揚げるかもしれない。
しかし、官公庁の粘り強い後方支援を続ければ、それが可能になるかもしれない。
昨今の多国籍企業のようなものになると、基準に合わない消費国には始めから商品を卸さない。
その基準から外れた消費国は、自分たちでその代替品を創り出す必要に迫られるか、あきらめるかの、二択になる。
あきらめないで、自分たちで代替品 - 自分たちの望む未来 - を創ってみないか。