11/07/07 12:59:26.11 GvKX3QPg0
北野武
「よく言うんだけど、数学できない人が文学とか映画は撮ったらだめ、
つくったらだめというのは、「映画における因数分解」というような言い方をするわけ。
ファクタライゼーション、要するに、Xという殺し屋がいる。
Xが、Aという人、Bという人、Cという人を殺すときには、
映像的には、A×Xというシーンを撮らなければいけない、
同じようにB×X、C×Xというシーンを撮らなければいけない。
それでXは、A・B・Cとかかわるわけ。
因数分解になると、Xという人が拳銃を持って血を流して歩く。ただ歩くだけ。
その歩いている中にAの死体、Bの死体、Cの死体をただ映す。
そうすると、Xはこういう人を殺したとなるわけよ。
細かくいちいち撃つシーンを何回も使わなくてもいい。
それは、X(A+B+C)で、だから因数分解になるわけ。
松本人志「僕ね~・・・九九出来ないんですよ」
島田紳助「お前それシャレならんて・・・」