11/09/26 15:05:38.92 3Tv8uYkr
少子化関連の議論でよく「種の保存本能」とか「繁殖・繁栄の欲望」みたいなことを耳にするが、
生物の在り方として ソレ は果たして最終目標なのだろうか?
果たして「増えれば増えるだけ勝ち」なのか?
例えばAという草食動物種が居たとする
このAは地面や樹木の上に生える草を食べて繁殖していくが、
増えすぎるとやがて辺り一面ペンペン草も生えない荒野と化して
エサは無くなり餓死でA種はバタバタ死んでいくだろう。
そしてやがて草の生えるスピードと均衡した数に落ち着いていくはずだ。
じゃあ人間を省みてどうか。
人間は、生物的子孫繁栄の本能にプラスして
科学・医療技術によって「死なない事」を究極の目的にしていると言って過言ではない。
前述の草食動物Aの話に置き換えると、人間は草を「作り出して」しまうのだ。
繁殖・繁栄(増えたいという)本能にプラスし、化学技術による適正数バランス(人口減少)の否定。
人間は果たして何処を目指しているのか。
太陽系、いや銀河系全土を
ぺんぺん草も生えなくなるほど増殖することが最終目標なのか?
今、TVなどでさかんにやってるエコだエネルギーだという問題は
すべて本質的にはそういうことなのである
そういった意味で我田引水的ではあるが、
「繁殖の否定」とは生物的には間違っているが「人間的」にはそうでもない。
人類がもはや現在直面している問題と言えよう。