07/12/08 17:26:09
美術品3億円分 盗み損ねて逮捕 奈良の美術館で
奈良市登美ケ丘2丁目の松伯(しょうはく)美術館に侵入し、日本画家の上村松園(しょうえん)、
松篁(しょうこう)母子の絵画や屏風(びょうぶ)、掛け軸計3点を盗もうとしたとして、
奈良西署は8日、大阪府東大阪市瓜生堂2丁目、無職村上巧司(たくじ)容疑者(65)を
事後強盗の疑いで現行犯逮捕した。3点の鑑定価格は計3億円以上という。
調べでは、村上容疑者は8日午前2時すぎ、同館の非常口から1階特別展示室に侵入。バールで
展示ケースをたたき割って松園の屏風「人形つかい」(1910年、高さ144センチ、
幅171センチ)など3点を盗んだうえ、警備装置の作動で駆けつけた同署員に
「近寄ったらけがするぞ」と怒鳴ってバールで暴行した疑い。署員は軽いけがを負った。
作品に損傷はなかった。
村上容疑者は作品を運び出そうとして非常口から外に出てきたところを署員に発見され、
絵画を放り投げるなどして逃げたが、同館前路上で取り押さえられた。容疑を認めており、
同署は転売目的だったとみている。
松伯美術館は94年オープン。女性で初めて文化勲章を受けた松園や松篁、
淳之(あつし)氏の3代の作品約520点を収集・展示している。夜間は無人だった。
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