08/04/12 22:46:38
美術史の流れを学べば現代美術という分野が今どういう時期にあるのかわかる。
多岐に渡りまくる作品のメディア、「色々過ぎて意味わからん」
っつーならば気になったその作品の背景を調べりゃええやん。
量子力学でも宇宙論でも宗教学でも何でもかんでも調べなさいよ
でも鑑賞に際しては正味知識なんてあってもなくてもどっちでもいい
人は一様の知識を持ち合わせてる訳じゃないし
「人それぞれ」ってゆー言葉が示す通りであって
観点も違えば受け取り方も違ってそれはそれは受容の美学でありまする
「石切」の職人が石像を見ればその素材に目がいくし
ボディビルダーが石像を見ればその隆々な筋肉に目がいくし
海洋堂の食玩職人が石像を見ればそのデティールに目がいくだろうし
美術評論家が石像を見れば歴史的な価値やら図像学的なアプローチやらが頭をめぐるだろうし
自由でしょ 勝手でしょ
これは美術に限った話じゃなくて、何にでも当てはまるくない?
当たり前の話だとは思うけど
でも「知識が必要だ」なんていうカッタイやついるよね?
どう見たっていいんだよ! 制作者の意図なんて関係ないよ
その作品が制作者の手を離れた瞬間、すべては鑑賞者に委ねられんの