11/01/16 16:24:35
>>148
だからさ「英語力の試験」じゃないんだよ、これは。ただのTOEFLという一尺度にすぎない。
(つまり、そもそも英語力ってなに?という話。ミッシェル=フーコー的な考え方をすれば、
すべての指標というのは他者が意図をもって操作的に作ったものでしかなくて、
「客観的な英語力」などというものは存在しない。・・・チラ裏失礼。)
ただしTOEFLはちょっとだけ具体的になっていて、「米国の大学で講義を受けられて大学生活をエンジョイするための英語」。
だから英語が母国語でもいわゆるDQNならアカデミックな環境では通用しないし、
逆に留学を経験してきた人でも日常会話に難のある人はいる。
(基礎医学系で留学したけど留学中は日夜Labにこもっていたので英会話はたいしてうまくないという人を結構知っています)。
試験対策に特化した勉強が必要、というのはまさにそこ。
国別平均点ではシンガポールは平均100でトップクラスなんだけど、でもSinglishを知っている人なら
「ネイティブ以上の英語力」を持っているとは誰も思わない。
つまり、うまく試験対策できればいいわけ。
「英語力」なんて得体のしれないものにこだわらずに、スコアを上げればいいんだよ。
余談だけど日本はいま英会話重視の英語教育にシフトしてきているよね。
悪くない試みだとは思うけれど、たぶんTOEFLの国別平均点の向上という点ではあまり直結しないと思うよ。