11/11/14 11:06:05.98 FoJ2AH/z
>>591
ざっと読んでみた。
・問題点が分かってるなら対策を講じれば済むだけなのに、どうして「日本の国益を著しく損なう」と断言できるのか?
→EPAだと個々の事案(例えば医療など)について、対象になる分野とそうでない分野とを取り決めることが可能。
しかし、今回のTPPでは昨日明らかになった概要でも、全分野の障壁を取り除くことが原則とある。
つまり、あらゆる分野が国際投資紛争解決センターへの審査にかけられる対象になりうる。
日本は最早、ルール策定に加われないから、半年後の交渉参加ではこの案を丸呑みするしかない。
・どうして、ISD条項の建前上の目的を説明せず、濫用事例だけを殊更に採り上げて、世界を敵にまわしてでも端金を稼ぐなどという荒唐無稽な陰謀論を捏ち上げるのか?
→反対派が指摘するまで、ISD条項について認知自体されていなかったからな。
そもそも、TPPの議論において農業問題に矮小化して非関税障壁の部分の議論をひたすら避けてきたのは推進派だろうがw
中野は問題提起としてISDの濫用例を強調してたんだろう。どちらがフェアじゃないかはTPPをめぐる議論の経過を見れば明らか。
・中立な第三者機関が審査するはずなのに、一方の当事者の主張のみに基づいてISD条項の濫用を認めたとするのは事実か?
→アメリカに拠点を持つ国際投資紛争解決センターを中立な第3者機関と呼べるのかは疑問。
後半部分も、TPPの大枠合意ができつつある中で、そこに日本が加われない現状においては説得力がないな。