11/06/13 00:49:41.50 AVULwWog
円/ドルレート・実測値と白川[1979]の手法による推定値
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白川方明日銀総裁のかつての論文に、白川[1979]があります。この論文では、1973年から1978年までの為替レートについて、マネタリーアプローチで充分説明できる、としています。
さて、これは現在もその通りなのでしょうか?2003年4月から2011年3月までの月次データを用いて確かめてみましょう。
マネタリーアプローチとは、為替レートの動きについて、通貨量・実質所得・名目金利で説明しようという理論です。
今回はFRBおよび日本銀行の月次データを用います。ただ、日米の実質所得は月次データが取れないので、白川[1979]にならって鉱工業生産指数(米:FRB、日:経済産業省)を代用変数として用います。
白川マネタリーアプローチ論文のバランスシートへの拡張
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tacmasiさんが円/ドルレート・実測値と白川(1979)の手法による推定値と白川マネタリーアプローチ論文が現在にも当てはまるか検証し、当てはまることがわかった。
ただし、論文ではM2を利用しているために、日銀派はマネタリーベースとマネーサプライの関係が流動性の罠では相関がなくなると批判するだろう。
そこで、マネーサプライをバランスシートに置き換えなお当てはまるのか検証する。