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「福島原発は欠陥工事だらけ」担当施工管理者が仰天告白
週刊朝日2002年9月20日号配信
資源エネルギー庁の原発推進PR費だけで、年間70億円もの税金が使われている。
一方で次から次へと明るみに出る東京電力の損傷隠しに、「もっと大きなものを隠しているのではないか」という声さえも漏れるほどだ。
福島原発で実際に建設に取り組んだ元技術者たちが、驚くべき現場のずさんな実態を本誌に語った。
URLリンク(www.wa-dan.com)
(編集部注:本誌2002年9月20日に掲載。年齢、肩書き等は当時のものです。ご注意ください)
鹿児島大学非常勤講師の菊地洋一さん(61)は、厳しい口調でこう語るのだ。
「国はすぐに『安全だ。安全だ』と言うが、原子炉メーカーや現場の実態も知らずに、
複雑で巨大なシステムの原発を簡単に安全などとは言ってほしくない。
保安院も東電も原発の基本的な仕組みしかわからないから、原発推進の御用学者たちの言うことに振り回されているのだろう。
だが、今回のシュラウドのひび割れだって大変なことで、地震が起きたらどうするのか、そういう危機感を持たない保安院や東電の意識は非常におかしい。
すべてが現場を知らない机上の空論で成り立っている。
そもそも、『安全』と言う前提には、建設工事のときから完璧な材料を使って、かつ完璧な施工がされたというのが絶対条件だろうが、建設現場ではそれはあり得ないこと。
現場は試行錯誤の中で手探りで仕事をしているんです」
じつは、菊地さんは今回問題になっているGEIIの前身のGETSCOの元技術者で、
東海第二(78年運転開始)と福島第一の6号機(同79年)の心臓部分である第一格納容器内の建設に深くかかわっている。
GETSCOは沸騰水型炉を開発したGEの子会社で、GEがこの二つの原子炉を受注したのだ。