10/10/27 08:22:14 D0iS3UI9
カタログ表記って、日本メーカーの製品でもちゃんと裏づけデータを取っていなくて
実態とは明らかに違うようなシロモノも多いよ。
ありがちな例では、製品の動作保証温度範囲とか、使っている部品の動作保証温度
範囲が0~70℃なのに、カタログには-25~60℃と記載されていたり。選別している
のかと小一時間。
この種のパネルメータやDMMにしろ、高電圧レンジでは、入力電圧を抵抗分割して入力
しているので、抵抗の許容差や温度特性が、逆に低電圧レンジでは、外付けOPアンプの
オフセット電圧やドリフトが性能に影響を与える。
IC入力が200mVフルスケールに対して、200Vレンジを実装するために許容差±1%(F級)
の抵抗2本で1/1000のアッテネータを組んでいたら、たとえ要求分解能3-1/2桁程度で
誤差ゼロの理想ICを使っても、±0.1% FSにはならない。
あと、誤差に「±○○% FS」と最後に「FS」が付く場合、測定指示値に関係なく入力
最大値に対して±○○%の誤差を意味するから、例えば200Vレンジで、±3% FSだと、
最悪の場合常に±6Vの誤差があるということ。