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【労働審判】技研フォーム工業事件、解雇撤回で和解【名古屋地裁】
―会社、解決金70万円支払い―
スレリンク(court板:1-100番)
■労働審判1回目で早期解決
名古屋市緑区に本社を置く技研フォーム工業が、
仕事をめぐる従業員同士のトラブルで胸ぐらをつかんだとして
従業員のAさんを解雇した事件の労働審判が
9月14日に名古屋地裁で開かれた。
会社側は2007年に起こったできごとまで持ち出して
解雇を正当化しようとしたが、
最終的には裁判官・審判員の説得に応じ、
解雇を撤回して会社都合の円満退職扱いとし、
Aさんに対して解決金70万円を支払うという和解に応じた。
Aさんは5月20日付の解雇を言い渡されて
愛知県の個人加盟制労働組合・名古屋ふれあいユニオンに加入。
団体交渉を行なったものの
会社側は解雇撤回の要求に応じようとはしなかった。
名古屋ふれあいユニオンは技研フォーム工業に対して
地域の仲間と連帯して抗議・宣伝行動を行なうとともに、
東海労働弁護団に支援を要請。
東海労働弁護団の樽井直樹事務局長を中心とする弁護団が結成され、
8月9日にAさんは名古屋地裁に労働審判を提起していた。
勝利的解決を手にしたAさんは、
「解雇からこの間は退職金にも手を付けず、
親戚からの借金で何とかやりくりしながら生活してきました。
8月9日の労働審判申立から1ヶ月あまり、
1回目の審判で早く解決して正直ホッとしています。
9月18日に開かれる名古屋ふれあいユニオンの組合員全体会で、
私の体験をぜひみなさんに報告したい」と安堵の表情で語った。