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じょうばん街工房２１ 台の山公園を憩いの場に2011年03月05日(土)更新
じょうばん街工房21（寺主君男会長）の第91回公開例会が２月28日、市常磐支所で行われた。
会員ら15人が出席し、街工房21が事業計画に掲げて取り組んでいる「台の山公園花園構想」について意見を出し合った。
温泉街や商店街が広がるＪＲ湯本駅周辺とは反対側の、常磐線と国道６号、湯本川の東側に位置する常磐湯本町台山（だいのやま）周辺には自然豊かな山々が残っている。
ここを福島市の観光の名所「花見山」をモデルとした花園として整備し、観光客や市民の憩いの場にしようというもの。
現在は市石炭・化石館、湯本川調節池、湯本山神社、温泉ポンプ場、いわき湯本病院などの施設があるが、台山周辺で建設中の湯本トンネルを含む都市計画道路台山・水野谷町線が開通すれば、
東側の21世紀の森公園から市健康・福祉プラザ「いわきゆったり館」を経て、西側の湯本駅と温泉街が結ばれることになる。
街工房21では、台山周辺の交通量が増えることが予想されることから、この一帯を湯本の新しい名所として活用できないか検討中。
その目玉としているのが「台の山公園花園構想」だ。
雑木林を整備して〝千本桜の植樹〟などをしながら福島市の花見山のような憩いの場にする。
足湯なども取り入れたいやしの散策路となるだけでなく、美しい花の山を温泉街からも見ることができる。
また、湯本の市街地～花園～21世紀の森をつなぐ遊歩道をつくるという考えもある。
同日の公開例会では、寺主会長が「１年を通して誘客できる利点を生かしながら、21世紀の森やゆったり館、いわきサンアビリティーズなどの施設を結んで点から線とし、
温泉に加えて健康やリフレッシュをプラスした
滞在型の観光にしていきたい。花園はその拠点となる」とあいさつ。
出席者からも「まず地域住民が行動を起こし、そのうえで行政や関係団体に協力を求めていくことが大事」「子や孫のためにわれわれがその基礎をつくろう」といった意見が出された。
席上、花見山公園の取り組みのドキュメント映像を上映。
また後日、台山周辺を現地視察することにした。