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牛肉赤身 過剰摂取で胃腸癌に(11月09日)
牛ステーキやハンバーグに含まれる牛肉の”赤身”。この赤身を食べ過ぎると胃や腸のがん
になる可能性が高くなることがいわき明星大学薬学部の研究によってわかりました。今回
の研究により抗ガン治療薬や肉の加工方法への応用が期待されるということです。これは
きょういわき明星大薬学部の研究グループが記者会見で明らかにしたものです。研究グル
ープによりますと牛肉などの赤身に含まれる「ミオグロビン」、これを過剰に摂取すると
胃腸にアミノ酸の一種・「ニトロソ」という化合物が生じます。このニトロソは悪性でD
NA遺伝子を傷つける成分を持つためその結果胃や腸にがん細胞を発生させる可能性が高
くなるということです。これまでアメリカの研究で赤身を食べた人と食べなかった人では
食べた人の便にだけこのニトロソが含まれたという結果が出ていることから通説としてガ
ンになりやすいと言われていました。今回、いわき明星大学の研究グループはニトロソに
よって壊されたDNA遺伝子をX線によって分子レベルでの解析を行いこれまでの通説を
科学的に証明することに成功しました。研究グループでは通常の食生活で赤身を食べる程
度では全く問題はないとしています。今回の研究によって今後、抗ガン剤の開発や肉の加
工方法などへの応用が期待されています。