10/09/30 01:09:32
尖閣諸島領有をめぐって日中の論争が激化しているが、この論争に決着がつくことはないだろう。
双方は主張の根拠に過去の領有の事実をあげているが、
その事実認識がそもそも間違っているからだ。
19世紀、明治政府は独立国家であった琉球を、暴力的なかたちで日本へ併合した。
その時、琉球の一部であった尖閣諸島も、倭人の支配下に置かれた。
歴史的に見れば琉球は日本の一部ではないことは明らかである。
琉球が日本の一部でない以上、尖閣諸島は日本のものであるという
日本政府の主張はここで破綻する。中国の場合も同じだ。
繰り返すが、尖閣諸島は日本の領土でも中国の領土でもない。
独立国家・琉球固有の領土なのだ。日中双方がこのことを認識しなければならない。