11/07/25 01:22:38.06
酔っぱらったついでにこぼれ話をひとつして寝るとする。
>227が既に発言しているが、
そう、芥川賞作品を読んでも別段何も感じないのであれば、芥川賞を信用することなどない。
そもそも芥川賞というのは(というかすべての賞というのは)広告のために作り出されたものであって、何かの権威を保証するものではない。
では何をもってして優れた小説だと言わしめるのか?
それは読者を獲得することだ。売れる、おもしろいものを書くというただそれだけだ。
無名の人間でも、何の賞も獲っていなくても、売れてしまえば何の文句も言われない。賞のほうからすり寄ってくるだろうよ。
しかし現在の日本において、作家デビューを果たすには新人賞を獲る他にほとんど道がない。このことが若干問題でもある。
音楽や絵画と比べると遥かに門戸が狭い。
というのも、小説は複製してばらまかなければ意味がないので、とにかく刷ってもらわんと始まらん。つまりコストがかかるわけだな。
だが、著者は一銭も払わずに本を刷りたいだろ?
だから下読みだの選考委員だの、いろんな人間に認めてもらって印刷機を回さんとならんというわけさ。
ちょっと絶望的な締めくくりになってしまったな。
何か反論があるならば書いておいてくれ。暇なときに答えよう。
ではいい夜を。