11/07/24 23:15:52.15
「インターネット」という題材を巧く書く、というのはたしかに新しいよ。
ただし「巧く」というのが難しい。巧く書いたやつは確かにこれまであんまり居ないね。
そして、作品単位での批判はあまりしたくないのだが、
たとえば『インストール』にしても、単純にモチーフとして採用したのみで、
現代特有の浅いコミュニケーションや若者特有の虚しさといった
メタファーとしての機能で終わってしまっている。
そして、これまでの書き込みをざっと見た中では、
>51のような表現にはおもしろさを感じる。円城塔のような表現だね。
もしかすると電子書籍でないと出来ない表現かもしれない。
しかし電子媒体で描かれたものが文学として通用するのかは、もしかすると時代の流れを待たなければならないかもしれない。
いずれにしても試みる価値はある。そこに真を感じる者がいるならばね。