11/06/04 23:57:20.21
さすがワイさん公正な評価だ
あれ?31点高くね?
451:名無し物書き@推敲中?
11/06/04 23:59:44.84
15点に比べればね
452:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/05 00:01:54.32
>>446
生の鯨肉を生姜醤油でいただく!
ワイの好み!(`・ω・´)
453:秋吉宝塚 ◆2itMTGf8Qk
11/06/05 00:22:24.14
ワイさんは寿司が好きそうだな
454:名無しが行く
11/06/05 00:28:42.60
好みですかィwww。てんすうつけてあげて
455:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 00:45:00.00
>>446
これ作品だったのかww
456:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 00:57:18.35
>>446
>クジラは戦後の食うもんが無かった時代に
>仕方なく食べた食糧、小学生だったけれど
馬鹿が適当な事書くなよ
クジラを食す文化は奈良時代からずっとある
457:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:13:19.58
>>455
どうみてもただのレス
これを作品だなんて思うのはその作者ぐらいのもんだろう
458:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:23:23.51
>>456
そうじゃなくて
>>446に出てくる登場人物の家や周りでは
戦後食うに困って仕方なく食べたという解釈なんだと思うな。
それほど不味い食べ物として扱われている。
459:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:25:49.86
自演乙
460:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:30:35.71
ただのレスと作品の違いってなんですか?
461:名無しが行く
11/06/05 01:33:01.48
さくひんじゃなかったの!?
462:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:39:20.44
>>461
俺も作品だと思うんだけど
だって流れとは関係ない鯨肉の話だから
でも446だけだと何か足りないよね
たぶん続きがあるんだろうけど。
463:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:41:59.06
俺はてっきり誤爆かと……
464:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:43:32.51
わざわざ他人を気取る意味がわからない。
465:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:44:27.53
>>460-462
三連串乙
466:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:45:22.21
作品だろ。体裁を整えてみた。
『クジラミア』
子供の頃、給食でクジラの肉が出ることがあった。格段おいしかったという記憶も残って
はない。が、それは給食だからだろうな。たぶんきちんとした料理屋で食べたらうまいに違
いない。
しかし今さらわざわざクジラ肉を食うために店をあちこち探すほどの情熱もない。近所に
クジラ料理屋がある人がうらやましい。おいしいクジラ、食ってみてぇ!
そういえば我が家の食卓にも真っ黒な焼きクジラが並んだことがあった。クジラは戦後の
食うもんが無かった時代に仕方なく食べた食糧。俺は小学生だったけれど、クジラだけは勘
弁、って母親によく言ったものだ。
終戦直後から昭和四十年までは冷凍技術を含めたロジスティック関連が悪くて、食味が劣
化していた。給食の時は飛び抜けておいしく感じなかった鯨竜田揚げも、店で、特に刺身で
食えるようになってからは、畜肉と魚の絶妙に混ざったようなうまさがあるという。元々沿
岸捕鯨してた地元では食えてたのかもしれんが、俺にとっては未だに幻の肉だ。(了)
467:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:49:53.86
458と462は俺だが、あとは無関係。
自演したって意味ないし面白くないよ。
>>466
さすが師匠 参りました!
468:名無しが行く
11/06/05 01:53:19.43
466さんSUGEEEEEEE!!!
469:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 01:57:27.88
もう面倒臭えなこいつ
470:名無しが行く
11/06/05 02:00:10.66
すいません
471:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 02:01:32.35
そんなに面倒臭かったら『秘密クラブ』に行ったらいい
472:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 02:14:53.31
その対決は12月23日の昼から始まっていた・・・。
場所は銀座2丁目の裏通り、とある雑居ビルの一室。
あきらかに「秘密クラブ」とわかる扉は分厚い鋼鉄製で、
何重にもセキュリティが施されていた。
豪奢な調度類と快適な空調、ウォシュレット付トイレ
そして至れり尽くせりの鯨料理・・・・・・。
座椅子にはマッサージ機能までが備わっていた。
さらにこの「秘密クラブ」には温泉まであるという。
落ち着いた感じの、なかなか立派な設備である。
浴場の大きさは中規模。温泉を使った檜風呂と白湯浴槽、
ジェット風呂、サウナ、水風呂といった標準的な構成だ。
ただし、この温泉浴槽は循環・消毒・・・・・。
あまり長湯をするほどのものではない。
473:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 02:35:15.85
なんだ、つまらないな。こうだろ。
『秘密クラブ』
二人の若いニートが、すっかりイギリスの兵隊のコスプレをして、秋葉原のとある一軒
の店の中に入っていった。
「お帰りなさいませ、ご主人様!」
という少女らの掛け声は今やなかった。数年前に廃屋となったメイドカフェの店内は光
も射し込まず、真っ暗なただの倉庫のようだった。
「ほんとにここか?」
「ああ、ここだ。ここに間違いない。見ろ、壁に刻まれた文字を」
「『ロータリークラブ』? ロータリークラブか。ここがあの『ロリータクラブ』と間違
われたロータリークラブか!」
「そうだ。しかしロータリークラブとは世をあざむく通称。ロリータクラブこそが真の名
であり、ここ秘密クラブの本拠地だ!」
若い男はそう言って声を荒げた。
「ぞくぞくするな」
「だろ? 来てよかったろ?」
「あのカウンター下に、少女の死体が眠っているんだな」
「たぶんな。クラジミアに感染して幼くして命を落とした美少女が眠っている」
「掘り起こして、屍姦する。そうだ、僕から先にやらせてくれ!」
「だめだ。僕が先だ!」
「いや、僕だ!」
二人の若い男は互いに銃口を向け、発砲した。(了)
474:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 02:40:01.34
どっちもウンコ
475:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 02:44:13.01
うーむ、なるほど・・・・・。
しかし、「ロータリークラブ」という名称の
メイドカフェなんてありうるのだろうか?
ロータリークラブって爺さんが・・・まぁよい
おれはマツダRX7に乗りこみ「秘密クラブ」のレジで受け取った
パーキングチケットを精算機に差し込んだ。
476:名無しが行く
11/06/05 02:56:36.65
人のをとやかく言う前に、どうやったら面白くなるか自分なりに考えろよ
477:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 03:16:19.45
>>475
>しかし、「ロータリークラブ」という名称の
>メイドカフェなんてありうるのだろうか?
何を読んでいるのだ?
もともとその場所には伝説のロータリークラブがあったが、
その後メイドカフェとして使われていた、というかなり深い設定だ。
よくあの短い中にいろんな設定を詰め込んだなと関心せないかんところだよ。
ポイントとしては、なぜロータリークラブの文字が壁に刻まれていたか、を考えないかん。
ロータリークラブいやロリータクラブの壁画が見えてくるような妄想をしながら読むのも
よかろう。
478:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 03:17:33.58
ちなみに冒頭は宮沢賢治の「注文の多い料理店」をオマージュしている。
479:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 03:22:39.29
もう一つ、カウンターの下に死体が眠っている設定は梶井基次郎へのオマージュ。
文学とはかくあるべきだな。
480:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 03:36:37.03
ぶふっ
481:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/05 07:57:00.80
>>446
昭和四十年代頃の冷凍技術のせいで鯨の肉は美味くなかった!
小学生の頃に給食に出た鯨は美味しいものではないとあるので、
主人公の年齢は五十くらいに思える! しかし、文章は幼く感じる!
やはり、うまくはなかった53点!(`・ω・´)
>>466
作者の癖なのか、必要のないところに『も』を使う!
鯨竜田揚げは食べて美味さを感じないといけない!
この話は鯨肉を食べたくて仕方がない、という部分が主題になっている!
文章が整ったようには見える52点!(`・ω・´)
>>472
秘密クラブの内容が書かれていない! 何をする場所なのか!
設備の豪華さを謳っていながら最後は貶めている!
何を伝えたい文章なのかよくわからなかった50点!(`・ω・´)
>>473
イギリスの兵隊のコスプレは必要あるのか! 目立っていい場面ではない!
ロリータクラブと間違われたロータリークラブ!
ロータリークラブという名前のメイドカフェは考え難い!
クラジミアが死因に成り得るのか! 更には店に死体が埋められている理由がわからない!
病死であれば、荼毘に付されているはずが店で土葬になっていた!
荒唐無稽が過ぎた34点!(`・ω・´)
>>477
その考えには無理がある! ロータリークラブと壁に文字が刻まれていた! その名前で営業していたとしか思えない!
482:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 08:21:38.47
>>481
ただの点数表見直しなのか、あるいは採点基準の変更も含めたものなのか、
一度ワイ本人から言及しとこうぜ
くだらない議論減らすためにも協力よろしく
483:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/05 09:00:25.88
>>482
旧基準の場合!
(`・ω・´)
▼
文章―――――作品
新基準の場合!
(`・ω・´)
▼
文章―――――作品
個人的な面白さではなく、作品の全体的な出来も考慮に入れる!
ワイの考え!(`・ω・´)
484:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 09:18:04.65
>>483
なるほど、だから断片的な作品を晒した俺は点数が低かったわけだ
485:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/05 09:50:31.86
断片にも善し悪しはある!
抜粋の場合は作者のセンスが問われる!
抜き出した箇所だけで意味が伝わらなければ評価は下がる!
従来の文章の評価方法は引き継ぐ!
更には一部を完成した作品と見なして評価する!(`・ω・´)
486:秋吉ソルフェージュ ◆2itMTGf8Qk
11/06/05 12:24:03.48
お願いします。
ワイさんが寿司好きと踏んで、古風な純愛寿司ドラマをモノしたッス。
URLリンク(ranove.sakura.ne.jp)
487:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 12:39:56.51
>>419様、>>348 です。
御礼が遅くなりましたが、長文を読破くださり、心より感謝いたしております。
ご指摘のとおり、三国志にまつわるエピソードは蛇足です。
でも、実は主幹の3人の登場人物は「私・主人・飲み友達」の先祖に模してあり、3人の結びつきの
象徴として、個人的に挿入しました。
また、題名は「龍鵬虎譚」と勇ましいですが、明治期の西欧化の激流に飲まれていく、古きよき日本、
あるいは古き東洋の象徴としての、滅びの物語です。
龍鵬虎は古墳の壁画にも現れる神獣です。
中盤以降、その東洋に対して「双頭の鷲」が、荒ぶる西洋のシンボルとして登場する予定です。
(人物としてではなく、言葉・思想としてですが)
続きます。
488:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 13:12:12.64
>>419様、>>348 です。
本当のことを言うと、私は小説は読みません。
ですから、時代劇にセンチなどの現代語が禁物とは知りませんでした。
親しみを持たせるために、わざと所々に使いましたが・・。
ただ、この物語自体、>>419様以外のかたには極端に不評であることは、大きな問題と思います。
その因が、妙なリズムの長い文体にあるのでは?と感じますが、これは私自身の生体リズムで
あるようなので、改善は不能かも。
ともあれ、お読みくださった>>419様のご努力は、本当にうれしく思っております。
また、素人小説に過分な評価をいただき、感謝感激です。
言葉では言い尽くせない思いでおりますが、長くなっては、またまた、お時間をちょうだい
してしまいますので、この辺で。
ありがとうございました。
489:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/05 13:12:35.05
>>486
>教授は御年六十九歳、来年退官である。
(国立大学の教授を想定しているように思える! 現在の話であれば少し引っ掛かる!
国立大学は法人化された! 官ではなくなったので退職になる!)
随所に散りばめられた伏線が効いていた! 反面、大雑把な書き方のせいであやふやな部分が目に付いた!
爪の垢の話は砂粒の例えを指しているのか! ウーロン茶のアイデアは教授独自のものなのか!
キヨリの最後の決め台詞を活かす為には主人公に対する好意を事前に読者に伝えなければいけない!
その部分がはっきりと書かれていないので、なるほど、と思う程度で、うまい、とまではいかなかった!
人物の描写がほとんどないので特徴的な何かを提示した方がよい!
単体の作品としては面白く読めた! 新基準では十分に加点の対象に入る!
全ての事柄がひとつに繋がって爽やかな物語に仕上がっていた76点!(`・ω・´)
490:秋吉ソルフェージュ ◆2itMTGf8Qk
11/06/05 13:19:07.98
ワイさん早速ありがとうございます!
心にしみいるアドバイスに感謝です。
ウフフ新基準で最高得点ですよお前ら。頑張れー
491:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 13:19:25.34
URLリンク(sakka.org)
ご飯で書いたものです、せっかく書いたので評価でもp願いいたします
492:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/05 13:21:10.76
>>487-488
例えが現代! この部分に引っ掛かる者が多いように思う!
文章自体はよく書けている! 時代物でなければ、また印象が変わったと想像できる!
未完を惜しいと思わせる物語ではあった!(`・ω・´)
493:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/05 13:43:38.54
>>491
物語上の主人公の考えなので否定はしない!
死の上に生が成り立っている! この考え方はよく目にするので特筆に値しない!
ワイの考えでは死は結果的なものであって、全ては生の元に生まれると思っている!
生まれたあとは単体の生として生きるので、どこかの死と関連性があるとは思っていない!
>「フゴー」と唸る小さなアナ捻られ引き込まれる。
(脱字があるように見える!)
>薄く色づいた妻のの唇が~
(打ちミス!)
主人公の欝屈した気分の発生源がわからない!
妻の行為を優しいと感じる理由も判然としない!
在り来たりな固定観念をそれらしい雰囲気で包んだ話だった!
臭そうな中華スープの描写が強く印象に残った61点!(`・ω・´)
494:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 13:49:37.36
>>493
誤字はしょうがないですね
後、妻は精液を飲むのです、私が受け入れられない物の例えです
そこからのくだりがやさしいへとつながるのです
495:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 18:40:17.16
はいはいゴミゴミ
496:名無し物書き@推敲中?
11/06/05 21:52:36.87
主人公は、漁師のむすこ。。。
彼はいつものとおり、海で釣りをしていると、大物がかかった。
それが魚姫である。魚姫とは?
魚姫は広大な海で迷子になったらしく、主人公は魚姫と一緒に、海に潜る。
あら不思議。息ができるではないか。主人公は、海の中を冒険し、結果、竜宮の城にたどり着く。
姫を送り届けた主人公は、姫と別れをしなくてはなくなる。
地上に帰った主人公は、姫と再び会いたいと願うと、奇跡が起こる。姫が海から上がってきたのだ。まさか……。
二巻につづく
497:人質 ◆ozpzH.thPA
11/06/06 02:30:04.58
人質(1/3)
―セリヌスのダモンは朋輩ピンティアスをモイロスと呼んだ。
彼等は万物の根源を数とし天球の楽を奏で、厳しい戒律のもとに学んでいた。
師ピュタゴラスはアクラガスとシュラクサイの戦闘に巻き込まれ殺された。
ゆえに弟子達は権謀から身を遠ざけ、公正を守り、越し方行く末に思いをいたし、執着を捨て、なんどきも心を平らかに過ごすことを自らに課した。
しかしピンティアスは過ちを犯した。
僭主ディオニュシウスを批判したのである。
否、批判の意図はなかったが、そのように受け取られかねない言を発した。
不用意であった。
つい、ディオニュシウスの詩を酷評して採掘場へ監禁されているフィロセヌスについて云々したのである。
聞いていた者のうちにピュタゴラス学徒を疎んじる者がいたので、彼は捕縛され、いくらも経たないうちに叛逆罪で極刑と定まった。
ピンティアスは驚愕したが、沙汰を受け入れねばなるまいと考えた。
だが法によればなんぴとも財産を処分し遺族の便宜を図る時間を与えられるはずである。
彼はしばしの猶予を請うた。
僭主は「おまえ自身と同じだけ価値あるものが形代にでもならねば、いかに遵法でも放免はなるまい」と嘯いた。
持ちものである金銀や奴隷を預け置くのでは駄目だというのである。
「私自身より価値ある者を担保に据えましょう」とピンティアスは言った。
かくて、死刑囚ピンティアスの猶予のために盟友ダモンが召し出された。
ダモンは話を聞くと顔色も変えずにうなずいた。
ピンティウスが所用を済ませて戻るまでの間、身代わりに留め置かれようと言う。
ディオニュシウスは度肝をぬかれた。
彼はダモンは怖じけて断るだろう、そうしたら二人ながら笑いものにしてやろうと考えていたのである。
「ピンティアスが戻らねばおまえを刑に処す。それでもか」
「よろしゅうございます」
ダモンは旅の守りにと自分の首から五芒星のメダルをはずしてピンティアスに掛けてやった。
ピンティアスはダモンを一度抱擁するなり早速と故郷へ旅立った。
役人達はダモンを愚かな鹿と嘲ったが、若者は平然として独房へ連れられて行った。
498:人質 ◆ozpzH.thPA
11/06/06 02:30:55.09
人質(2/3)
数日後、ディオニュシウスが獄舎へやって来ると、ダモンは格子の外に盤を置いて獄卒と雙六を指していた。
「おまえは死が恐ろしくないのか」
ディオニュシウスが呆れると、彼は格子の向こうで溜息を吐いた。
「父母が亡くなったので、私はセリヌスから祖父を頼って海路でこのシュラクサイへ参りました。子供の頃のことです。死への船出とやらも、あんなものでございましょう」
「船が苦手か」
ダモンは肩を竦めた。
「ピンティアスは戻らんぞ」
「戻りますとも」
「誰でも自分の命は惜しいものだ」
「ええ。それでも彼は戻ります」
「なぜそう言い切れる」
「なぜでも」
ディオニュシウスは気味が悪くなった。
この男は頭に病でもあるに違いない。
「細鑿を差し入れてください、王よ。私は石工なんです。この駒はひどすぎる」
翻した衣服の裾に、ダモンの声が無邪気に追い縋った。
さて、約定の日、刻限を越えてもピンティアスが戻らないので、ダモンは容赦なく刑場へ引き出された。
見物のざわめきに紛れ、すっかりダモンの馴染みになった獄卒がピンティアスの裏切りを罵った。
しかし当の本人は依然ピンティアスを信じていた。
「船が遅れでもしたのだろう」
とうとう若い石工の手が穿たれようというまさにその時、杭を持つ刑吏の腕を掴んだ者がある。
ピンティアスであった。
「ダモン・セリヌンティウス、おまえのモイロスが今、戻ったぞ」
ピンティアスはさっさとダモンの縄を解くと、磔架から退かせてしまった。
そして自ら縛につき死を待った。
ダモンがピンティアスのキタラを爪弾き、不思議な旋律に場内は涙した。
甘く、哀しく、奇妙に明るい、もの恐ろしい音色であった。
僭主は驚愕さめやらぬまま二人に無罪を言い渡した。
499:人質 ◆ozpzH.thPA
11/06/06 02:31:49.04
人質(3/3)
ディオニュシウスはピンティアスとダモンに自分を友情の三人目に加えてほしいと懇願したが、いくら頼んでも二人はけして是とは言わなかった。
孤独な僭主はピュタゴラスの戒律を解さず、命を惜しまぬ二人の信義を羨むのみであった。
「王よ、我が学派の結束を戦に利用できると考えてはなりません」
二人はディオニュシウスを振り切り、連れ立って師の故郷サモスへ渡ってしまった。
ピュタゴラス学徒は無駄に話し合うことをよしとしないのである。
あとにはダモンの手になる雙六の駒だけが残された。
彼等は互いをモイロス(運命の人)と呼んでいた、とディオニュシウスは採掘場へ出かけてフィロセヌスに聞かせた。
フィロセヌスは石灰石の粉にまみれたまま「早く牢屋へ戻してくれ」とぼやいた。
ディオニュシウスは笑い出し、フィロセヌスを解放してやった。
失脚後コリントスで文字を教えていたディオニュシウスから、音楽学者アリストクセノスがじかに聞いた話である。
<了>
500:人質 ◆ozpzH.thPA
11/06/06 02:34:09.86
ワイさん評価お願いします。
他の方もよろしければアドバイス、感想などなんでも結構ですのでレスお願いします。
501:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/06 05:54:17.78
>>496
スレリンク(bun板:6番)
ワイの目は節穴ではない!
作者のオリジナルを証明できないので評価は見送る!
二巻には続かない! これで一巻の終わり!(`・ω・´)
502:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/06 05:55:18.86
>>497-499
スレリンク(mitemite板:28-30番)
トリップが同じなので作者と認める!
>彼等は万物の根源を数とし天球の楽を奏で~
(楽は主に雅楽を指す! 古代ローマの話に中国が起源の宮廷音楽は似合わない!
彼等ではなく、天球が奏でる万物の交響曲に耳を傾けた方が自然に思える!)
>かくて、死刑囚ピンティアスの猶予のために盟友ダモンが召し出された。
(死刑囚の身代りとなった!)
>とうとう若い石工の手が穿たれようという~
(石工としての人生は終わるかもしれないが死刑ではなかった!)
>ダモンがピンティアスのキタラを爪弾き~
(刑場にハープを持参した理由がわからない! 石工が即興で演奏できる理由もわからない!)
読み終えて真っ先に『走れメロス』が頭に浮かんだ!
中心人物の二人の特性を活かした話はどこにもなかった!
神学に関しての話は皆無だった! 作品の全体に渡って時代背景を活かせていたとは言い難い!
物語の意味から考えた方がよい54点!(`・ω・´)
503:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs
11/06/06 06:02:15.58
>>502
この部分は磔の為の行為なので削除する!
>かくて、死刑囚ピンティアスの猶予のために盟友ダモンが召し出された。
(死刑囚の身代りとなった!)
>とうとう若い石工の手が穿たれようという~
(石工としての人生は終わるかもしれないが死刑ではなかった!)
点数を改めて57点!(`・ω・´)
504:名無し物書き@推敲中?
11/06/06 07:51:00.16
ワイさんてさあ、比喩とか読み取ってくんないよね
ていうか隠喩だな
いちいち直喩にしないと誤用扱いされるのがマジで面倒臭い
505:名無し物書き@推敲中?
11/06/06 07:52:11.23
>>504
その面倒ならよそ行くと解決するよ、マジで
506:名無し物書き@推敲中?
11/06/06 07:59:16.25
いや、余所にも晒してっけど
掌編って括りならここぐらいでしか晒してないけどね
酷評スレはここの名無しレベルの奴しかいないし
507:名無し物書き@推敲中?
11/06/06 08:17:19.24
ワイの評価傾向
比喩 全く読み取れないし評価もしない 評価ポイント 0
伏線 あからさまでも高評価、伏線があると大興奮! 評価ポイント+10
描写 あまり評価対象にはならない 評価ポイント+2
人物 一人称の文体でキャラを出せてた 評価ポイント+2
文章 長いと誤字脱字を見つけられ減点対象 評価ポイント-2
内容 難しいと誤読されて減点対象 評価ポイント-5
後味 爽やかな感動なら安定して評価 評価ポイント+1~+5
落ち あればそれだけで評価 評価ポイント+2
508:名無し物書き@推敲中?
11/06/06 08:28:24.91
>目にもとまらない速さ
(目で見えている!)
みたいなのがあった時はワロタ
まあその時のは作品自体糞だったから、ワイも下に見て適当に添削したんだろうが
509:名無し物書き@推敲中?
11/06/06 08:55:52.42
最近だとこれとか? ってなったな。
>おせちを蹴散らしてくずおれる自分の身体。
(蹴散らしているのにくずおれていた!)
510:名無し物書き@推敲中?
11/06/06 09:15:46.92
>>504
プギャーのそれ言っても無駄
単位読めないだけだと思う